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ころんside



目が覚めるとリビングのソファの上だった。


少しの息苦しさは残るものの気を失う前より楽になっていた。

うっすらと目を開けて周りを見ると


さとみ「ころん!」


泣いたあとのあるみんなが僕を見ていた。


ころん「え…」



るぅと「ころちゃん!!」


るぅとくんは僕が起きるのを確認すると飛びついてきて泣きながら抱きしめてくれた。


莉犬「ころちゃ〜ん(泣)」


既に泣いている莉犬くんは「よかった〜(泣)」と言いながら座り込んだ。


他のみんなは僕の方を安心したような怒っているような面持ちで見ていた。



僕がもう一度吸入してから僕に関する話し合いが始まった。


さとみ「で、ころん。お前喘息持ちだろ」


ころん「う、うん…。」



言いたくなくて隠してたけどこんなバレ方望んでなかった。



ジェル「なんで隠してたんか。聞いてもええ?」


ジェルくんは真剣な目で優しく僕に聞いてくる。

こんなに僕の事心配してくれてるのに、僕がみんなを裏切っちゃったんだ。

そう思うと胸が苦しくて、半分泣きながら答えた。


ころん「みんなに心配かけさせたくなかった。忙しいみんなにこんな僕のこと考させたくなかった。」


素直に答えたら、なーくんが僕を優しくぎゅっと抱きしめてくれた。


ななもり「ころんくん。それは違うよ」

ころん「え?」

ななもり「みんな心配したいんだよ。大切な人の心配ができるのは嬉しいことなんだよ」


なーくんの言っていることがイマイチ理解できなくて聞き返す。

するとみんなが口々に答えてくれた。


ジェル「心配できるほど相手のこと知っとるってことは嬉しいことなんやで?」

さとみ「知らなくて急に今回みたいなことがあったら、そっちの方が悲しいよ」

るぅと「心配は迷惑じゃないんですからね!」

莉犬「頼ってくれたら嬉しいんだよ!」


みんなニコニコと僕を見ながら言ってくれた。


ころん「…うん。みんなありがとう!」


僕は初めて、心からお礼が言えた気がした。



ーENDー

隠してまうのは癖のせい【ジェルくん】→←〇



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かえで - 読みやすくて いい小説でした。応援しています! (2021年3月18日 14時) (レス) id: e7d6101d06 (このIDを非表示/違反報告)
コロン - 始めまして とても好きな小説でした これからも頑張って下さい (2020年8月5日 16時) (レス) id: 8f18360a6e (このIDを非表示/違反報告)
暁紫(プロフ) - ゆらさん» リクエストありがとうございます!実はリクエスト受け付けていなくて……ですが!書いてみたいと思ったので今回特別にリクエスト受けようと思います!必ず書きますのでお待ちください (2020年1月13日 16時) (レス) id: 00f0e4e8d6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆら - リクエストいいですか??ころんくんが喘息持ちで、みんなが集まった時に発作を起こしてしまうお話が見たいです! (2020年1月13日 16時) (レス) id: 91e107808a (このIDを非表示/違反報告)
暁紫(プロフ) - ワロさん» コメントありがとうございます!面白く読んでいただけて作者として嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2020年1月4日 19時) (レス) id: 00f0e4e8d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:暁紫 x他1人 | 作成日時:2019年11月24日 23時

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