す と ぷ り さん達の辛い日々【病系】【すとぷり】第3弾

そんなことない……【ジェルくん】 ページ5

ジェルside


『ジェルの声変じゃない？w』

『ジェルの声真似要らねぇwww』

『声キツいわw』

『キモイ声晒してんじゃねぇよ』




ジェル「はっｯ」


目覚めの悪い朝。

こんな夢ばっかやな最近。


アンチコメントを目にしてからこんな夢ばかりが出てきて嫌になる。


喉にそっと触れて、「はぁ」ため息をこぼした。



コンコン

ななもり「ジェルくーんご飯だよー」


ななもりさんが呼んでる。

返事しなきゃ



ジェル「ｯ」



なのに、声が出なかった。


う、そやろ？

出ないとか

え？


必死に声を出そうとするも何かがつっかえて空気しか出ない


ななもり「ジェルくん？まだ寝てる？」


ななもりさんが心配そうにドアの外から声をかけている。

どうして

どうして声出んの？

焦れば焦るほどなんて言うけどこの状況で焦らんやつおらへんやろ……


ななもり「ジェルくん？入るよ？」


入ってきたら─

バレたらダメや…！



俺は急いで扉を押さえる。



ななもり「え、ジェルくん、起きてるの？ジェルくん？」


ななもりさん。ごめん



ジェルすみません。先にリビング降りといてください



ななもり「え、大丈夫？」



ジェル大丈夫です!



ななもりさんに悪いことしとるんは分かっとるけど、自分の中で整理つくまでは


閉じこもろう。

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