す と ぷ り さん達の辛い日々【病系】【すとぷり】第3弾

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さとみside



早朝3時鳴り響くケータイに顔を顰めながら起きた。


誰だよ。

こんな早くに、


スマホの画面にはジェルの文字


そういや帰ってきてたっけ？


昨日遅く帰ると連絡が入ってきていたけど帰ってきていない気がして、電話に出る。


さとみ｢…はい｣

ジェル｢…助けて｣


出た途端に聞こえた助けての4文字に目が覚める。


どうゆう事だ？


電話は切れてないのにこっちから呼びかけても全然反応しない。


さとみ｢くそｯ｣


ジェルの部屋には姿がない。


外かよ！


家から駅までの道を走りながらジェルを探す。


見つからねぇ…！


ケータイからはジェルの息がたまに聞こえる。



焦りの気持ちを頑張って落ち着かせながら走る。



視覚になっている路地裏を覗くと、そこには服がはだけ、ぐちゃぐちゃになっているジェルが倒れていた。



顔には泣いたあとがあり、頬を撫でる。


ジェル｢…ん、｣


顔を顰め目を開けたジェルは俺を見た途端酷く怯えた表情をして、ザザっと後ろに下がった。


が、俺だと気づくとほっとして



ジェル｢…ごめん｣


そういった。


俺は来ていた上着をジェルにかけ、下の方はとりあえずズボンを、履かせてなーくんを呼んだ。


事情はざっくり話して車で来てもらって、




家に帰るやいなやジェルは風呂に入った。





あの怯えた顔。


なんとなく、これから大変になるだろうことが伺えた

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