体が弱い私と彼のお話【センラ】

ピロローグ ページ1

私の名前は折原A。

歳は26。顔はいい方だと言われる。

身長は165。体重は決して重くない。それより心配されるレベルに軽い。私はそうは思わないけど。

少食な方でも、スイーツは好き。

キャリアウーマンで恋愛より家庭より仕事。

そんな私にも夫がいます。

彼の名は折原 センラ。

サラリーマンでイケメンさん。

背も高くて声も綺麗。少し訛った喋り方も惚れるポイント。

そして、たくさんのファンを持つ歌い手さん。


付き合った時にはもう始めていて、それも承知で付き合っていた。


人気が出始めて、みんなの集まるようなところには行けなくなってしまって、でも、


彼は困った顔してごめんな？って言って家にいたらいつも家事を手伝ってくれたり、甘えさせてくれたり

私は幸福。


でも、ただ一つだけ私たちには問題がある。

いや、私たちってよりは私。


私は生まれた頃から体が弱い。

風邪をよく引く。体温が元々低い。
ストレスも溜まりやすいし、貧血持ち。


そのせいで彼を困らせることもしばしば。


それなのに、彼は決まってこう言ってくれる。



｢元気なったら、いっぱいイチャイチャしよな？それまでは手ぇ握っててあげるから大人しく寝ときぃ｣



その後にそっとほっぺにキスを落として

わたしが寝るまでお腹をとんとんしてくれて



体調がもどるまで一緒にいてくれる。





私の彼はできた人。


そんでもってむっちゃイケメンな人。



そして私の惚れた人。

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