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｢なぁ、目黒｣
｢なんです？｣
｢いや、ほんとに疑ってんの？康二のこと｣
今より少し前、西と東の間で大魔法戦争が起きた。
西には魔法使いが多く、東には魔術使いしかいなかった。
魔法使いの人口は年々減少、今ではひと握りその魔法使い達が魔術使いに攻撃を仕掛けてきたのが大魔法戦争の始まりだった。
理由は妖精たちの使い方。
妖精がいないと魔法使いも魔術使いも魔法は使えない。
その妖精に魔具を作るためだけに乱獲し乱用し、無下に扱っていると前から申し立てがあったのだが、それを無視し続けた東側に西側は痺れを切らして攻撃してきたという訳だ
その、大魔法戦争の大重要人物が8名。
その中の一人が向井康二の可能性がある。
魔術使いって言ってるけど、康二の使ってる言葉は西特有の言葉遣いだし、重要人物他7人とも会ってる証拠が手元にある。
｢会ってるだけだ、そんなのあの戦争の関係者でまだ活動してる証拠にならないだろ｣
｢岩本隊長は信じてるんですか｣
｢目黒も、信じてんだろ
しかも、あいつが、魔法使いでしかも治癒魔法の使い手なんてもっと本当かどうか｣
｢でも、俺は｣
｢礼状は｢それなら取れてます｣
｢目黒｣
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作者名：暁紫 | 作成日時：2022年10月25日 23時
