す と ぷ り さん達の辛い日々【病系】【すとぷり】第4弾

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さとみside



放送中ころんのやつがミュートしたまま帰ってこなくなった。

配信者として活動者としておかしいだろうが

ころんのやつがそんなに責任感や常識のないやつだなんて思ってなかった。


放送が終了した途端に俺は部屋を飛び出す。

俺の足音が廊下に響く。


ドンドンドンドンドンｯ！！！


ころんの部屋の扉を乱暴に叩く。


さとみ｢おいっ！ころん！！｣


全く反応のないころんにイライラが積もる。


さとみ｢ころん！！｣


俺のイライラは最高潮に達して、ガンッと無理やり部屋の鍵を壊して開けた。


そこには…


さとみ｢…おい！大丈夫か！！｣


机の上に置いていた飲み物が零れ、ピタピタと音を立てて床に落ちている。

そして、その床には

…ころんが倒れていた。


急いで近づいてころんを抱き上げる。

ころんからは明らかにいつもよりも高い熱が伝わってきて、こいつが無理していたのは確実だった。


はぁはぁと荒い息を吐くころんにどうしたらいいのか分からない。

最年長なのに…


悔しさにころんを抱き上げたまま俯いていると、後ろから莉犬の声がした。


莉犬｢さとちゃん！救急車呼んだ！｣


その声に俺は自分のするべきことが分かって、ころんを姫抱きにするとリビングまで降りた。


救急車が来るまでに熱を測り、布団をかける。


ころんの意識は全くない。

救急車が到着した頃、リビングにはみんなが集合していて、担架に乗せられたころんを見届けた。

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