す と ぷ り さん達の辛い日々【病系】【すとぷり】第4弾

ごめんなぁ…【ジェルくん】ｰリクエストｰ ページ20

たぬ。さんリクエスト

ジェルside



右手に刃物を握り、何度目か分からないこの行為をただ無心で続けてきた。

ボロボロになった左手首には人に合わない時だけ赤く血のにじむ何度使ったか分からない包帯。

俺は、なんのために生きてんのか。

それを考える度に脳裏に張り付いて離れないあれが頭を巡るんや。



──あいつってなんのために居んの？あの、ジェルってやつ

───ジェルのせいで友達がすとぷりすなーおりるって。あいつのせいじゃん



この言葉を目にしてから、俺の日常生活が変わった。


夜、夢を見るとその夢は最悪なものだった。


──｢ジェルくん。なんのためにすとぷりやってんの？｣

──｢ジェルがいなくてもすとぷりはやっていけんだよ｣

──｢ジェルくんがいなかったらもう少し民度高くやっていけたのに｣

──｢ジェルくんのせいで踏んだり蹴ったりですよ｣

──｢ジェル…最低｣


信じてる仲間からの誹謗中傷。


もう、寝れない。寝れなくて体力がなくなって食べるのも億劫になった。

もう、頼れるのは自分だけ。

そんな自分ですらも、切る事によって、自分を傷つけることによって自分自身を肯定してきた。


もう、めちゃくちゃや…


動画の投稿はいつも通り、仲間の前でもいつも通り、でも、みんなが求めとんのは、俺やなくて…


ジェルなんやろ？


いや、ジェルですらもう要らないか。


もう俺はいなくなるべきなんかな…。

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