前前世では裏切られたらしい。【文アル】【鬼滅の刃】

３話 ページ5

何でこんな予感に限って的中するんだろう。


　いつもは掠りもしないくせに……はあ。


　結論から言おう、ここは前前世で私が裏切られた世界。


　恐らく、私が死刑になった後。


　私が死刑になったのは確か金髪と鬼連れと猪が入隊してから３ヶ月後……だったっけ？


　何でこんなに覚えてるんだろう。


　相当根に持ってるのかなあ。


　信じてくれたのは可愛い私の継子だけ。


　その子は私の後に裏切られて死んじゃったらしい……けど。


　私だけなら、怨んだりしなかったのに。


　自分なんてどうでもいいって言えるくらいの度胸はあるのに。


太「……先生？」


　どうかしましたか？ と見上げる太宰くん。
　相変わらず天使……じゃなかった、


『大丈夫だよ』


　誰も不安にさせないように笑う。


　優しい人達だからね、私の仲間達は。


龍「無理はしないでね」


『分かってるよ。にしても、長期って……何処に泊まるの？』


寛「藤の家紋の家、とか言ってたぞ」


　うわあ、会いたくない人達が居そう。


　まあ、この世界に来た時点で会いたくない人達に会うことは確定なんだけどね。

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