No.9 バカ�� ページ10
You side
＿＿＿＿意識が戻ってきてうっすら目を開けると、視界には白い天井。体は暖かく包まれていた。
頭には心地良い感触。それが腕だとわかって、まだ力の入らない腕でそれを掴む。辿っていくとそこには大好きな人の姿が。
『シルク…？なんで…』
目を疑った。倒れてから時間は長くなかったと思うけど、その時に走っていた彼が今目の前にいる。応援したくて、声をかけたくても出来なかったのに。
シ「…お前がぶっ倒れたから保健室まで運んでやったの。ちゃんと水分とっとけって言ったじゃんか。」
シ「そんな息切れててだるそうなのに1人でほっとけるかよ。それに先生も知ってるから大丈夫だろ。」
＿＿＿なんか、調子狂うじゃん…。いつもは照れたみたいに言うから色々言えるけど、真面目に言われるとこっちが照れる。
シ「……いつもだったら“嬉しい！”とか、“もっと言って！”とか言うのに、言わねぇのな…」
『…う、うるさいなぁ…っ、…こっちだって恥ずかしいんだよばか…』
シ「ばっ……！…あーもう！とにかく、先生呼んでくっから待ってろ！」
なに自爆してんの…！そんなこと言われたら期待しちゃうじゃん。今でも“もっと言って”とか思うよ…。
『ね、まって…！行かないで…』
ベッドから離れようとする彼の腕をもう一度掴んで言う。止まったシルクはびっくりしたようにこっちを見て、「なに」と小さく言った。
『シルク…、すき。私と付き合って』
もう何回彼に言ったか分からない台詞をまた私は言う。だけどそれは何回やっても慣れなくて、ドキドキするし恥ずかしい。いつも答えは同じで、だから何回も言ってるわけなんだけど。
シ「…ったく、病人は安静にしてろバーカ。ほかの先生呼んでくっから…」
ほらね。でも何故か今のはいつもと違う気がして。断られたはずなのに嬉しくて。
口癖のように私に言ってくる“バカ”って言葉が、今の私にはすごく当てはまってる気がした。
＿＿＿だって、こんなに諦め悪く想い続けてるんだから。私はほんとに“バカ”だ。
•*¨*•.¸¸☆*･ﾟ
silk side
毎度毎度Aに“バカ”って言ってるけど、バカはどっちだって話だよな。
勉強も運動もできて優しくて、一途にずっと想ってくれてるあいつとは真逆の言葉だ。
対して俺はそこまで頭いいわけじゃないし、少しなら運動は出来るけど優しくもない。
＿＿＿あいつがしてくれた告白を何度無下にしてきたか。俺の方が“バカ”だ。
- 金 運: ★☆☆☆☆
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らいあ(プロフ) - なるかさん» 流れが分からないのでなんとも言いづらいですが、なるかさんがその方に想いを伝えたいと思えるならしてもいいと思います。あくまでも“した方がいい”ということはないと思いますよ！(個人的な意見ですw)するときは私がめちゃくちゃ応援してます！！ (2019年10月5日 1時) (
レス) id: 5fea82385a (このIDを非表示/違反報告)
なるか(プロフ) - どうしましょう、ラインで好きな人に告白する流れになっちゃったんですけどどうしたらいいですか、この場合告白したほうがいいのですか？ (2019年10月4日 22時) (レス) id: cc5fc6c73c (このIDを非表示/違反報告)
らいあ(プロフ) - なるかさん» まぁ希望ですが……w ありがとうございます！ (2019年10月4日 0時) (レス) id: 5fea82385a (このIDを非表示/違反報告)
なるか(プロフ) - らいあさん» ありがとうこざいます！すごいです450！ (2019年10月3日 22時) (レス) id: cc5fc6c73c (このIDを非表示/違反報告)
らいあ(プロフ) - なるかさん» 手応え…そーですね、個人的には総合450超えたらいいなって勝手に思ってますw 林間学校編はあと少しです…！なるかさんも中間テスト頑張ってください！ (2019年10月3日 22時) (レス) id: 5fea82385a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らいあ | 作成日時：2019年7月20日 0時
