No.47 林間学校�� ページ50
Silk side
曲がり角を曲がった途端、大きな白いオバケが唸りながら飛び出してきた。俺は1歩後退り、Aは声にならない悲鳴をあげて俺に抱きついた。
シ「ビビった……て、オバケだほかよ…！」
ン「あれ、2人ペアになったんだw」
『だ…ほちゃん…？』
シ「A大丈夫か？」
ふるふると首を横に振って俺のジャージを握りしめるA。長い睫毛には少しの涙が浮かんでいる。
シ「あ、だほが泣かせたw」
ン「えぇ!?ごめん！オバケ役任されちゃって……！」
『ん……っ』
シ「じゃ、俺たち行くわ」
後でな、とンダホと別れ少し歩いたところで一旦止まり、これまで俺に抱きついたままだったAに声をかける。
シ「ちょ…、マジで泣くなって…！」
『もう戻りたいぃ……っ』
シ「もうちょっとだから。それに………それに、お前には泣き顔より笑顔の方が似合ってると思う、から…」
俺は彼女の頭を撫でながら抱きしめた。落ち着かせるように彼女の耳元で深呼吸を繰り返す。自然とそれに彼女も合わせて呼吸し、徐々に涙も引いてきた。
『もう大丈夫…！行こっか』
「でも怖いから手は繋いでてほしい……」と付け加えて、A俺の右手を握った。俺はその手を引いて、彼女との距離を縮めた。
シ「俺の傍にいれば怖くねぇよ」
『………うん…！』
俺達は再び歩き出し、時にオバケ役に驚かされ、その度に俺は彼女の背を擦り、何とかゴールまで辿り着いた。
「記念撮影後、戻った人から入浴で〜す！」
係の生徒が呼びかけていて、俺達もツーショットの写真を撮ってもらい、宿に戻った。
『シルクとペアでよかった！ほんとにありがと』
シ「おう、……俺も」
『じゃ、また明日！』
Aは恥ずかしそうに髪を耳にかけながら、
『シルク、大好きだよ』
シ「……それさ、俺ちゃんと考えるから」
『＿＿＿!!…うん！』
彼女は満面の笑みで手を振って部屋へ向かってしまった。
＿＿＿＿なんだかんだで林間学校、最高だったな。
部屋へ歩く俺は自分の右手を見つめながら笑っていた。
--------ｷﾘﾄﾘ線--------
らいあです！
これを以て林間学校編は完結となります。
そしてお話がいっぱいになったので続編に移行したいと思います！
『両片思い』をありがとうございました！続編でもよろしくお願いします！
続編
↓↓
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/329qk2019r4/
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
ラッキーメンバー
マサイさん！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 194人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らいあ(プロフ) - なるかさん» 流れが分からないのでなんとも言いづらいですが、なるかさんがその方に想いを伝えたいと思えるならしてもいいと思います。あくまでも“した方がいい”ということはないと思いますよ！(個人的な意見ですw)するときは私がめちゃくちゃ応援してます！！ (2019年10月5日 1時) (
レス) id: 5fea82385a (このIDを非表示/違反報告)
なるか(プロフ) - どうしましょう、ラインで好きな人に告白する流れになっちゃったんですけどどうしたらいいですか、この場合告白したほうがいいのですか？ (2019年10月4日 22時) (レス) id: cc5fc6c73c (このIDを非表示/違反報告)
らいあ(プロフ) - なるかさん» まぁ希望ですが……w ありがとうございます！ (2019年10月4日 0時) (レス) id: 5fea82385a (このIDを非表示/違反報告)
なるか(プロフ) - らいあさん» ありがとうこざいます！すごいです450！ (2019年10月3日 22時) (レス) id: cc5fc6c73c (このIDを非表示/違反報告)
らいあ(プロフ) - なるかさん» 手応え…そーですね、個人的には総合450超えたらいいなって勝手に思ってますw 林間学校編はあと少しです…！なるかさんも中間テスト頑張ってください！ (2019年10月3日 22時) (レス) id: 5fea82385a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：らいあ | 作成日時：2019年7月20日 0時
