大きな小人の恋 3【HQ!!】[星海光来]

4人の...？ ページ44

第一次予選を突破した鴎台高校バレー部は本日オフである。





星海光来は駅の東口を出た所。
黒のジーンズに薄目のパーカー。

秋の始まりらしい服装である。



星「っと…まだ来てねぇな。」





キョロキョロと辺りを見渡して人を待つ。
スマホに向けられた目は大きな手によって遮られた。

星「！」

ばっと顔を上にあげるとそこに居たのは昼神。


星「サチロー！早かったな！」
昼「光来くんこそ、早過ぎない？まだ20分前だよ？」
星「いや、なんか早く出たくて……」
昼「えw」


茶色のゆったりしたシャツにベージュのベスト。
黒のチノパン。
オシャレな昼神らしい服装である。


昼「さて、俺らのお姫様達はまだ来ないかね。」
星「来ないだろ。なんなら遅れてくるかもな。俺らが早くついただけだし。」
昼「確かに。」


そんな話をしてベンチに座る。
そこからはバレーの動画を見て話したり、勉強のことについて話したりする。





昼「…そろそろ時間かな」
星「まだ来てねぇよな」




ふと顔を上げて駅の時計を見る。
約束の10時にはあと２、３分。
そろそろ来てもいい頃合いだと思うんだけど。と言い合う。





昼「ま、女の子は用意に時間かかるしね。」
星「そーだな。」




それからは珍しく男ふたりで恋バナへ。









昼「Aのどこが好き？」
星「全部。強いて言えば笑ってる顔。」

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