大きな小人の恋 3【HQ!!】[星海光来]

4人の…？3 ページ46

星「なぁ、A達遅すぎねぇか？」

昼「うん、確かにね。」


時刻は10時12分。
遅延もない、遅れるとの連絡もない。

…何か、あったんじゃないのか。



そんな嫌な思考がよぎる。
Aも紀川も顔がいい。整ってるし、可愛い。


目をつける輩はいるだろう。
多分今日もあの二人は一緒に来てるはずだ。
ナンパの１つや２つ、充分有り得る。








星「…幸郎、行くぞ」

昼「言われなくても。そのつもり。」



こくっと見合うと走り出す。
4人の家から東口までの道はそう大差ない。
ならば単純。
来た道を逆に戻ればいい。








…A、無事でいてくれよ…！！！！









＿＿＿＿＿＿＿

ｽﾞｻﾞｯｯ

理「A！！」

「いっ、、、、た、、、、」



横で私を見つめる理乃の顔が蒼い。
擦りむいた膝。
ピリピリと痛む頬。
赤い手首。



あの後、口答えしまくった私を気に入らないらしく、男は暴力をしてくる。
白昼堂々と襲うわけにもいかないから、パシっとはたかれる。

今はドンッとつかれた。





「…女に暴力振るうとか………」

モ「あ"？」

理「ね、ねぇ！やめてよ！！」


「理乃、大丈夫」

理「でも！ボロボロじゃん！！」


涙を流す理乃に対して、ニコリと笑ってみる。
大丈夫、泣かないで。
泣いて謝ったら私たちの負けだ。
光来達は…来てくれるかわかんないけど、多分来てくれるはず。
連絡もなく時間に遅刻してる私たちをあの二人が心配しない訳がない。





…早く来てよ、？

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