大きな小人の恋【HQ!!】[星海光来] (ページ36)

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その36 ページ36

二人でブラブラと回る。
写真を撮ったりタピオカ飲んだり……
普通のカップルみたい。もしかしたらこのままカレカノに…！？

なんて思ってたのに。

？「あれ、理乃？？」

不思議に思って振り向いて後悔した。
ﾋｭｯ、と喉がなった。
そこに居たのは

もう生涯で1番会いたくなかった、人。

？「久しぶりじゃん！元気だったの？りー。」

連絡してよね、なんて言うそいつに私は涙が溢れてきた。

？「あ、今彼さん？？俺、りーの元彼！！」

辞めて。やめてよ。幸郎に話しかけないで。お願い。

昼「……」
理「あっ……かえ、って…お願い……」

元「はぁ？りー？お前いつのまに俺に指図できるようになったわけ？｣

あんな事やこんなこと、俺と初めていっぱいシタでしょ？
なんて下卑た顔で笑うアイツ。やめて、やめてよ。

元「知ってます？こいつね、アレの時……」

辞めてやめてﾔﾒﾃﾔﾒﾃ！！！！！

＿＿＿＿超良いんすよ…言うこと聞いて！！

ドンッ、！

理「うるさいっ！！居なくなってよ！！消えて！！」

ボロボロと泣きながらそいつを押す。
そいつは怒ってたみたいだけど通りすがりの人たちを見て逃げていった。

最悪だ。
幸郎には、この人にだけは知られたくなかったのに。
今までひた隠しにしていた私の過去。
私の中学生活はほんとに最悪なものだった。

理「やっぱ、無理だったんだ…」

ごめん、ごめんね幸郎。
私は君の隣を歩けない。

幸郎から逃げるようにモールを出た。