24時間アイドル。【JIMIN】 (ページ5)

今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:43,237 hit

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ステージに立つたびに、
ファンを目の前にするたびに、

緊張で頭が真っ白になっていた。

上手くいくだろうか、
失敗してしまったらどうしよう、

そんなことばかり考えていた。

周りからの期待に応えられる自信が、
私には足りていなかった。

期待に応えられるように失敗しないために
練習をしているようだった。

でも、今日は違っていた。

観客の、一番後ろまでよく見える。

頭がすっきりしていて、冷静で、
純粋にダンスがしたい、歌いたいと思った。

イントロが流れ出した途端、
自分の体がいつもよりよく動いた。

意識しなくても自然に表情を作れた。

私がなりたかった私になれた気がする。

ダンスと歌が、アイドルをすることが、
楽しくて仕方がない。

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気付くとラストまで歌いきって、

ありがとうございました、と頭を下げていた。

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裏にはけた後も、
しばらく余韻に浸っていた。

BTSさんのステージをぼうっと見ながら、
彼らのようなアイドルになりたいと思った。

彼らこそ、私の目指すアイドル像だ。

私が今日のパフォーマンスを出来たのは、
ジミンさんが気遣って声をかけてくださったから。

あの言葉で勇気が出たから。

人を勇気づけられるアイドルになるには、
まずは、余裕を持たなきゃ。

いっぱいいっぱいのステージではなくて、
お客さん一人一人に目を配れるくらいにならないと。

密かに目標を立てた。

私の≪アイドル人生第二章≫の幕開けだ！
と一人ほほ笑んだ。

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