幽霊族と限界社畜 (ページ6)

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饅頭ページ6

ゲゲ郎に引っ張られ警察のところに行こうとしていたのだがある甘味屋さんで止まる。

貴方『ゲゲ郎さん？』

ゲゲ「美味しそうじゃのう…」

貴方『ダメですよ。ほら行きますよ…って力強！！』

繋がれている手を引っ張るがびくともしない。さらに両手で引っ張るがやはりびくともしなかった。

貴方『ちょっといい加減にしてください。行きますよ！！』

ゲゲ「買ってくれるまで行かん」

貴方『はぁぁ！？』

さらにはそこに座ってしまったのだ。これはもう買うまで動くことは無いだろう。仕方なく一つだけ買う。

ゲゲ「♪♪」

貴方『もう…意外と時間かかっちゃった』

ゲゲ「帰るのか？」

貴方『帰るか！！ほらさっさと食べてしまってください！』

ゲゲ「せっかちじゃのう」

まだ半分以上あった饅頭を数分で食べてしまった。そして最後の1個を半分してこちらに渡してくる。

ゲゲ「ん」

貴方『あ、ありがとう…』

ゲゲ「小さい口じゃな」

貴方『ふぇ？ふぉんなふぉとない(そんなことない)』

そんなこと言われて少しむっとする。というかこの人身長が高すぎではなかろうか。

ゲゲ「なんじゃ？」

貴方『身長高くありません？ふざけんな』

ゲゲ「何故キレた？ふむっ確かにおぬしは小さいな」

貴方『小さくない！！』

ゲゲ「ほれほれそう怒るでない」

貴方『持ち上げるな！子供じゃない！』

子どもをあやす様に抱き上げ背中をポンポンと叩く。身長の差を思い知らされる

貴方『下ろしてってば！』

ゲゲ「いててっそう叩くでない」

貴方『いや本当に力強いな！！』

ゲゲ「ほれさっさと済ましに行くぞ」

貴方『誰のせいだァァァ！！』