幽霊族と限界社畜 (ページ36)

今日:89 hit、昨日:199 hit、合計:38,250 hit

事情聴取ページ36

次の朝となり事情聴取をするため警察署へと赴いた。事情聴取は相当長いもので何度も休憩を挟みながら行われた

貴方『はぁ…きつい…』

ゲゲ「もう終わりじゃ。早う帰ろう」

貴方『ん…』

帰りは相当気分が悪くなりゲゲ郎におぶって貰った。彼の背中は安心するようで眠ってしまった

ゲゲ「静奈着いたぞ」

貴方『ありがとう…』

レオ「わん！！」

貴方『レオ〜！』

やはり自分の愛犬は可愛くて癒しだ。撫でたあと抱きしめるとさっきの疲れはどこかへ吹き飛ぶ

貴方『ねぇゲゲ郎さん』

ゲゲ「なんじゃ？」

貴方『帰る方法まったく見つからなくてごめんね…』

ゲゲ「そんなこと気にするな。いつか帰るじゃろうし…それに今はおぬしを放っては置けぬ」

貴方『なにそれ笑』

初めて会った時は帰りたそうにしていたというのに今では帰りたそうにしていない。水木さんも麗華と仲良く暮らしているようで戻る気は無いらしい

ゲゲ「なんじゃその顔は。わしに帰って欲しいのか？」

貴方『そういう訳じゃないけど…やっぱり自分の育った世界がいいでしょ？』

ゲゲ「そうでも無いぞ？わしはこうしている方が良い。争い事も無さそうじゃし」

貴方『争い事あったじゃん』

ゲゲ「記憶にない」

ごろんと寝転んで向こうを向いてしまう。彼はソファに横になるより雑魚寝の方がいいらしくいつもこうやって寝転がっている

貴方『ゲゲ郎さん今日一緒に寝てもいい？』

ゲゲ「？良いが…おぬし嫌がってたじゃろ」

貴方『今は一人で寝たくないの…だめ？』

ゲゲ「っ…無自覚め…」ﾎﾞｿｯ

貴方『ゲゲ郎さん？』

ゲゲ「わかった。今日は一緒に寝よう」

貴方『うん』

しかしまだお昼の時間のためどこかへ出かけることにした。といっても彼が好む場所があるかどうか…

ゲゲ「して、どこ行くつもりじゃ？」

貴方『うーん…あっ！喫茶店に行こう！』

ゲゲ「喫茶店か…他の所にせんか？」

貴方『メロンソーダあるよ』

ゲゲ「今すぐ向かうぞ」

映画でゲゲ郎は岩子さんと一緒に美味しそうにメロンソーダを美味しそうに飲んでいた。提案するとすぐさま喫茶店へ向かう彼に笑ってしまう

貴方『ゲゲ郎さんって子どもっぽい所あるよね』

ゲゲ「好きなものは好きなんじゃ。そういうわしが嫌いか？」

貴方『き、らい…じゃないです…』

ゲゲ「くくっ愛らしいのう」

貴方『あいっ！？も、もう！行くよ！』

ゲゲ「そうじゃな」

いつも通りゲゲ郎はさり気なく彼女の手を握る。彼女も満更でもなさそうだ