幽霊族と限界社畜 (ページ28)

今日:45 hit、昨日:199 hit、合計:38,206 hit

肝試しページ28

貴方『え？肝試し？大人にもなって？』

次の日に告げられたのは夜になったら肝試しをするそうだ。しかも少し離れた先に大きな廃神社がありそこを回るみたいだ

同僚「どうかしてるよね〜子どもじゃないんだし肝試しなんかすんなって話」

貴方『・・・』

同僚「あんた大丈夫？顔色悪いよ」

貴方『あ…大丈夫。肝試しなんて嫌だなぁて思っただけだから』

同僚「いつぶりだろうね」

朝食を取ったあと部屋と戻る。もちろん観光もするが基本は宿で仕事をするといういつもの感じだ。

ゲゲ「なんじゃと？」

貴方『だから肝試しするんだって』

ゲゲ「やめておけ。昨日こやつの話を聞いたばかりじゃろうが」

貴方『私だって断りたいよ。でも断れないんだもん』

ゲゲ「お主はなんというか…危機感がないのう」

昨日聞かされたばかりだし遠慮したいのは山々だ。しかし上司から断ったらどうなるかわかってるだろうなという脅しを受けた

ゲゲ「一人で行くわけじゃないのだろう？」

貴方『1人ずつ行くらしい』

ゲゲ「はぁぁ…」

貴方『こっちがため息つきたいよ』

ゲゲ「仕方ないか」

そして夜になり肝試しをする時間となった。みんなやはり乗り気でなく顔がくらい

「きゃぁぁ！もういやぁ！」

「あんま怖くなかったわ」

「び、びびってねぇし？」

と、怖い組と怖くない組にをわかれていた。そして今は同期であり友達が行っている。次は自分の番である

同期「こ、怖かったァァァ！！」

貴方『お疲れ様。大丈夫？』

同期「大丈夫じゃない…道悪いし暗いし恐怖」

貴方『い、行きたくないな…』

上司「おい月永！早く行け！」

貴方『わ、わかってますよ！』

上司に急かされ懐中電灯を持って歩く。みんなと違って横にはゲゲ郎がいるから少しは安心だがやはり怖い。

貴方『なにもないといいけど…』

これからが彼女にとって恐怖の始まりだった。予期していたゲゲ郎も困惑してしまうほどの…