幽霊族と限界社畜 (ページ19)

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問題ページ19

貴方『確か何本かあったはず…』

ゲゲ「静奈これは煙草か？」

貴方『そう。私のお気に入り。吸うの？』

ゲゲ「貰おうかの。水木にもやるか」

貴方『はいこれも持って行って』

ゲゲ「結構あるのう」

貴方『ヤケ酒するつもりだったからね』

ゲゲ郎を拾った日、ヤケ酒しようと思ってたくさん買っていたのだ。ずっと静奈を見守っていた遥信は知っており持ってくるよう言ったのだ。

貴方『お待たせ。これだけあった』

麗華「私もものやつがいいー！」

貴方『はいはい。こっちもあるけど？』

麗華「ちょっとやめてよ。悩むじゃん」

ゲゲ「水木たばこ吸うか？遥信もどうじゃ？」

水木「お？貰う」

遥信「俺も吸おうかな。この身体で吸えるかわかんねぇけど」

女子は女子同士で男は男同士で一緒に飲んだりタバコを吸ったりしていた。お酒を飲みまくっていた女子二人は数時間すればベロベロになっていた。

麗華「あははっ！静奈もっとのめー！」

貴方『もうのめない…でものむー！』

遥信「もうやめとけお前ら。おかしいことになってんぞ」

水木「げっ！どれだけ飲んだんだよ」

ゲゲ「そこら辺に缶が散らばっておる。相当飲んだようじゃな」

貴方/麗華「『やだ！まだのむの！』」

水木「もうやめとけ麗華。二日酔いになるぞ」

麗華「まだのめるよぉ？」

ゲゲ「ほれ静奈。酒から手を離すんじゃ」

貴方「いやだー！」

二人は相当飲んでいたようでお酒から全く手を離そうとしない。これ以上飲めば危うくなるため水木とゲゲ郎は止めるが言うことを聞かない。

貴方『げげろうさんものむー？』

ゲゲ「むっ貰おうかの…」

水木「おいゲゲ郎！」

ゲゲ「嘘じゃよ。ほれはよ酒から手を離せ」

遥信「おいこれ以上引っ張ってると…」

遥信は嫌な予感がして止めるが一足遅く缶が宙を舞う。そして勢いよく静奈にかかったのだ。

遥信「い、言わんこっちゃない…」

麗華「あはは！！静奈びちゃびちゃ！！」

水木「笑い事じゃないだろ！？だ、大丈夫か！？」

ゲゲ「す、すまん静奈。大丈夫か？」

貴方『最悪。一気に酔い冷めた。風呂入ってくる』

麗華「わたしもはいるー！」

貴方『一緒に入ろうとすんなバカ！』

お風呂場で騒ぐ二人。問題が起きたがなんとかなるだろう。それより凄く落ち込んでいるゲゲ郎の方が心配だ。

水木「おいゲゲ郎？」

ゲゲ「嫌われた。もう生きていけん…」

遥信「重症かよ」

彼女たちが風呂から上がって来るまでこんな様子だったそうだ。