幽霊族と限界社畜 (ページ18)

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友達とある人物ページ18

？「元気にしてた？」

貴方『麗華！？と…どなたですか？』

麗華「水木さん！」

水木「突然すみません」

貴方『は、はぁ…』

なんだろう。この人どこかで見たことがある気がするが何処だったかわからない。それより左目の傷が痛そうだ。

麗華「信じられないと思うけど実は…」

ゲゲ「なんじゃ。誰か来たのか？」

水木「ゲゲ郎！？」

ゲゲ『水木！？』

そうだ思い出した。ゲゲゲの謎に出てきたゲゲ郎の友だった水木さんだ。というかなぜ麗華のところにいるのだろうか。

麗華「ちょっと静奈どういうこと！？なんで言ってくれないわけ！？」

貴方『く、苦しい…く、首！しまってるから！』

麗華「説明しろー！」

水木「麗華少し落ち着け！」

ゲゲ「静奈大丈夫か！？」

遥信「なんか大惨事になってんな」

静奈の襟掴んでぐわんぐわんさせる麗華を止める水木に、静奈を心配するゲゲ郎。それを遥信は冷たい目で見ていた。

貴方『し、死ぬかと思った…』

ゲゲ「なんじゃそのじゃじゃ馬な娘は」

貴方『麗華は私の友達。そしてゲゲ郎さん引っ付かないで』

麗華「ゲゲ郎さんあんた奥さんいるでしょ！静奈に引っ付くなー！」

水木「何度も言ってるだろ麗華。少し違うって」

麗華「そうだけどー！！」

ゲゲ郎には岩子さんという奥さんがいるがここにいるゲゲ郎と水木の世界では岩子さんはゲゲ郎の同胞となっている。

遥信「整理するとゲゲ郎と水木は血だらけで各家の近くに居たと」

貴方『ゲゲ郎は私の家の近くの路地裏で倒れてたのをレオが見つけた』

麗華「私の方はお風呂場で水木さんが血だらけで浴槽に浸かってたー」

遥信「お前らこっちに来る時なにがあったんだよ…」

麗華「見たところ狂骨と戦ってたんじゃないかなぁ」

貴方『そういえばあんたは知ってたんだっけ？』

麗華「うん！ゲゲゲの鬼太郎ファン！」

彼女は浴槽に使っている彼を水木だとすぐにわかったそうだ。さすがは墓場の鬼太郎から読み漁ってる彼女である。

貴方『で、いつも通り泊まるの？』

麗華「泊まる！水木さんもいいよね！？」

水木「静奈さんがいいなら」

貴方『構わないよ。ゲゲ郎さんとも色々と話したいだろうし』

ゲゲ「そうじゃな！水木！語り合おうぞ！」

水木「はいはい」

遥信「そういえば静奈。前に酒を買いまくってたろ？出せば？」

貴方『確かに！ゲゲ郎さん手伝って！』

ゲゲ「しかたないのう」

静奈の後ろをついていくゲゲ郎に水木は後ろから見ていた。