何か暴走族の総長になった 東京リベンジャーズ

火事 ページ31

しばらく道を歩いていると人だかりが出来ていた


『なんだ…？』


なんでこんなに人だかりがあるんだ









近づいてみると炎が家を包んでいた


『ここって…！』



私は炎が舞う家の中にかけだいした


「何やってるんだ！戻りなさい！！」


「危ないわよ！！」





何か言ってるようだが気にしている場合ではない


私は無視して家に向かう



この家は前に従兄弟のココが話したイヌピーと言った男の子の家だ



ココにイヌピーくん、もといい青宗くんと赤音ちゃんを紹介してもらい何度か家に足を運んで仲良くなった


私は走りながらバックから水筒を出し頭から中身をぶっかける


これでよし。一応上着を脱いでおこう



パリンッ



私は窓に蹴りを入れる




するとキッチンがあったであろう所に人影があった


『赤音ちゃん…？赤音ちゃん！』


赤「はぁ、はぁ…ゲホッ」


その人影は仰向けに倒れた赤音ちゃんだった




私は倒れている赤音ちゃんの元へ寄る


息はしてるみたいだな…

だけど煙を吸いすぎたのか息が荒い、やべぇな…


赤音ちゃんにあらかじめ脱いでいた上着を被せておんぶをする


『くっ…』


すると炎が舞って私の肩を掠める



あちぃ…


だけどそんなこと言ってらんねぇ



私は赤音ちゃんを気にしながら私が割った窓へと急ぐ




　



急いでる途中で見たのは私と同じように人を抱えて走る人影だった




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿



ピッ、ピッ





『…』


なんとか家から出ることが出来た


あの人影はココだった


帰ろとしたところ家が燃えているのが見え、急いで家に駆け寄ったとのことだ


青宗くんは顔に火傷、赤音ちゃんは煙の吸いすぎで肺に負担がかかったり足に火傷が出来た


二人の命に異常はないらしい


だが、






ポタポタ




九「…」



ココは涙を流しながら青宗くんと赤音ちゃんの手を握っている



相当ショックなんだな…






私は二人の無事を祈りながらココの隣に寄り添うことしか出来なかった

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