何か暴走族の総長になった 東京リベンジャーズ

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喫茶店に入って10分くらいたったころ



？「姉貴ー！」


喫茶店の入り口の方から聞き覚えのある声が聞こえてくる


お、この声は…


『ココー！』


愛しのココだ！


キョロキョロと辺りを見渡している姿に堪らずに席から身を乗り出して手を振った





するとこっちに気がついたのか私より遥かに遅い速度で私の方に走って向かってくる



相変わらず可愛いな、お前…








私は席から立ち上りココが来るのを待つ


そして私の所まで来たところで待ちきれんばかりに足に抱きついてくるココ


九「久しぶりだな、姉貴！」



『あぁ、本当にな！会いたかったぞ、ココ』


私は足に抱きついているココの脇に腕をとうして抱き上げる


癒しだな、これ




私は一人っ子ということで母さんと父さんの3人暮らしであった


つまり、姉弟という物には無縁な立場にある


だが、母さんの姉が結婚し、命を授かった



それがココである


ココが生まれて来てから何回か会っている内に可愛い、甘やかしてやりたい気持ちが高まったのだ





私がこうしてココを甘やかしているのは姉弟のような存在が欲しかったのかもしれない






九「なあ、この間の話してくれよ！」


『お、いいぞ』




この間、というのは前回会った時に私が暴走族の総長になった話しである


この話をするとキラキラした目でこっち見て嬉しそうにしてるんだよな




だから私から見た彼奴らの話やダチの話が止まらなくなるのだ



すると



？「Aちゃんじゃない」


『ん？』


また聞き覚えのある声が前から聞こえてきた


ココから前に視線を戻すと母さんの姉、九井桜さんの姿があった


『桜さん、久しぶりですね！』


母姉「えぇ、久しぶり。元気してた？」


『はい！』


今回の桜さんは


キリッとした黒目にロングヘアーの髪を右肩に垂らしている、そして清潔感ある水色のYシャツ、ジーパンというクールな格好をしていた


誰が見ても美人だと言い切れる


キリッとした黒目は非常にココと似ている


母姉「席を開けてもらったから二人で話ておいで！」


『ありがとうございます！』


そう言って母さんがいる所に歩いていく



ここまでしてくるなんて、優しい…



ギュ


『ん、どうしたココ』



九「俺にも構ってくれよ、寂しいから」




…







…なんだ、この生き物は(二回目)





少しの間、その場に固まってしまいココに心配された

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