もっと頼ってよ。 (ページ8)

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第七話ページ8

『はっ...はっ...ハックションっ！！』

朝、ベットの中で吐き気を覚え目を覚ました。

部屋に暖房を付けても寒気を覚えたけん、椅子に掛けてあった紺のカーディガンを羽織ったところで少し寒さが軽減された気がした。

寒さはあるのに体は少し熱っぽく感じるし、喉も張り裂けるように痛い。

体温を測れば、案の定...８度５分と高熱。

熱があると分かると、余計に体のだるさが増した気がした。

病は気から。というのはあながち間違いでは無いかもしれん。

『勘弁して欲しいっちゃん...』

まさか、昨日の雨が原因だろうか。

自分って、こんなにも体弱かったけ？そう思いながら、学校に休みの連絡を入れた。

食欲も無いし、なにもする気力が起きずに、部屋に戻りベッドに入った。

目が覚め、携帯を確認すると時刻は昼過ぎやった。

学校も昼休みに入ったのか、拓馬らから心配する連絡が入っとった。

簡単に返すと、携帯の電源を落としまたベッドに倒れ込んだ。

寝込んだおかげか、今朝よりは体が楽になった気がする。

...そう言えば、冷えピタとか貼ってないや。

まぁ、この調子じゃ夕方頃には熱も引くやろ。

呑気にそう思い、軽く昼食を挟んで、また寝込んだ。