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第十四話 ページ15

『なんで、居ると...』


朝起きて、リビングに入れば、見慣れた顔が二つ。


二人は話し込んどる様子で、ウチが声を出すまで気づいてない様子だった。


母(優子)「...久しぶりね、元気?」

父(慎司)「見ない内に大きくなったな」


普段は、家にいない親の姿がそこにあった。

思わず鳥肌が立って、後退りする。


近寄ってくる二人の姿は、迫り来る鬼にしか見えなかった。


なにが元気?だ。なにが大きくなっただ。

大した心配もしてないくせに、何今更良い親ぶってんの。


段々と苛立ちが湧いてくる。


『...なんの用、』


そうウチが言うと、家の電話が鳴り響いた。

誰も動こうとはせん。

顔つきが厳しくなっただけ。








嫌いや、この顔。

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:スノーマン | 作成日時:2020年1月29日 22時

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