もっと頼ってよ。 (ページ2)

今日:14 hit、昨日:9 hit、合計:3,675 hit

第一話ページ2

『えー、今日からこの風月高等学校で保健体育を受け持つことになりました、脇将人です！
これからは皆と仲良くやっていきたいと思ってます。なので、積極的に話しかけてきてくれたら嬉しいです！できるだけ名前覚えるけんねー』

眠気に襲われ、ステージ上に立った先生の挨拶を聞き流す。

なんか、優しい声。安心するっちゃん。

その声にさらに眠気に襲われる。

始業式あるある。

ばり眠すぎ。

あと、校長の話長すぎ。勘弁して欲しいっちゃ。

何回目かの始業式だけど、眠たいもんは眠たい。

堪えきれん欠伸を先生たちにバレないように、こっそりと。

その後も何度か欠伸を思いっきりしつつ、始業式をなんとか乗り越えた。←

『ふわぁ...ばり眠いっちゃん、』

女友達「欠伸しすぎw」

男友達「女捨てすぎやろーw」

教室に戻ると、うるさいクラスメイトたちが笑いながら喋ってくる。

おかげで目が覚めた。

担当「お前ら進級出来たからって浮かれてんなよーすぐにテストもあるからなぁー」

担当のその声で、元々うるさいクラスがもっとうるさくなる。

一人でボーッと考えてるウチとは違い、もう各々が固まって話しとー。

男友達「Aー！お前もこっち来いよー」

『あ、わかったー』

特に仲のいい男女グループがウチを誘ってくれた。

特に断る理由もないけん、ウチもグループの中に入った。