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HS side
さっきから隣のジンの声が大きくて、
次に来る子は美人かな?なんて思っていたら、
「Aちゃんじゃん!」
めちゃくちゃ美人な子でした。
「こんにちは、ホソクさん。」
Aちゃんが挨拶してくれる。
って、
「今なんて?」
「えーっと、ホソクさん、こんにちは?」
「な、名前。覚えててくれたの⁉」
それだけで嬉しくなって。
普通サイン会に来る子は、付き添いでも名前は覚えてる子が多いから、
彼女が僕の名前を知らないと言った時はびっくりした。
まぁ、それだから印象に残ったんだけど。
「人生損してる、とまで言われましたから。」
「そんなこと言ったけ?」
「忘れたとは言わせませんよ?」
そう言われると言いたくなるもの。
「ごめん、覚えてない。」
そう言うと彼女は怒ったように頰を膨らませて、
それすらも綺麗だった。
,
,
アイドルじゃなかったらホビを叩いていたところだ。
頰を膨らませながら私はそう思って。
さぁて、次は。
横を向いた私の目を映ったのは可愛いとかっこいいの中間くらいの、
サラの好きな、
ジョングクだった。
「え、え、Aちゃん!」
だからその記憶力を私にちょうだい?
「お久しぶりです、ジョングクさん。」
そう言えば、また驚かれて。
「名前覚えててくれたんだ!」
そう言われる。
前回の会話とさっきのホビとの会話が思い出されて、
「なんでさっきの人とおんなじこと聞くんですかー。」
気づいたら笑いながらそう言っていた。
それに気づいたジョングクも笑いながら、
「じゃあ、誰が一番かっこいいと思う?」
なんて聞いてきて。
「あなた以外って言ったら泣きます?」
なんて冗談も言ってみた。
心地いい、楽しい時間だった。
そして最後に、
「前よりも表情がいきいきとしてるね。」
そう言われて。
それが印象に残った。
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ゆうき(作者) - 天才だなんて、、、嬉しいです!久しぶりのコメントにテンション上がって更新しちゃいましたー (2018年9月22日 18時) (レス) id: 6ea6eca9ab (このIDを非表示/違反報告)
バンタン(プロフ) - 天才ですか作者さん。 (2018年9月19日 21時) (レス) id: c2f943b7be (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(作者) - ご指摘ありがとうございます。直しました。 (2018年8月20日 18時) (レス) id: 6ac6b6f90e (このIDを非表示/違反報告)
まりの(プロフ) - 指示するようですみません!12が抜けて13と14になってます! (2018年8月20日 2時) (レス) id: fb0f39ed4e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(作者) - この作品では初めてのコメント、とても嬉しいです。そんなに褒めていただけるなんて、作者感激です!これからも頑張ります! (2018年8月16日 0時) (レス) id: 6ac6b6f90e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆうき | 作成日時:2018年8月14日 21時