21 ページ21
「あ、A。遅いよー。」
楽屋に入れば、楽しそうに話していたサラが私の方へ振り向く。
笑顔でそう言っているけど、
「ごめんね。」
そんなこと思ってないよね？
私なんていない方がいいんだよね？
「あ、ごめん、サラ。僕らそろそろ時間だ。」
ナムジュンが時計を見てそう言う。
「えー、残念！あの、、、、」
「ん？」
私には次にサラが何を言うかわかる。
その効果的な間の取り方と、上目遣い。
マネできないや。
「また会えますか？」
「もちろんだよ。」
にこやかにそう言うテヒョン。
「ありがとう！嬉しい！」
いつのまにか敬語も抜けてるサラ。
あぁ、やっぱり。
この感情は、、、、、
嫉妬だ。
みんながサラと仲良く話してるから、
私よりもサラの方が良さそうだから。
テヒョンが私を呼んだのに、
綺麗って言ってくれたのに。
だから私、
嫉妬してるんだ。
「それじゃ、メルアド交換してくれます？」
目の前でぼんやりと、
メルアドを交換しているサラを見る。
楽しそうだ。
私も、、、、、
好きな何かができたらいいな。
「それじゃ！また！」
「失礼しました。」
結局あの後何にもなく、楽屋を出ようとした時、
「A。」
小さな声でそう呼ばれて。
「はい？」
振り返ったら思ったよりもジミンが近くにいて。
「またね。」
笑ってそう言うから、
「はい！」
思わず笑顔になってしまう。
「あれ？A？」
サラの声で慌ててドアから顔を出す。
「もう！びっくりしたじゃない！」
普通に可愛く怒るサラは気づいていないみたい。
最後にもう一度振り返ったら、テヒョンと目があって。
そらそうと思ったのに、
なぜか上手くいかなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 837人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆうき(作者) - 天才だなんて、、、嬉しいです！久しぶりのコメントにテンション上がって更新しちゃいましたー (2018年9月22日 18時) (
レス) id: 6ea6eca9ab (このIDを非表示/違反報告)
バンタン(プロフ) - 天才ですか作者さん。 (2018年9月19日 21時) (レス) id: c2f943b7be (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(作者) - ご指摘ありがとうございます。直しました。 (2018年8月20日 18時) (レス) id: 6ac6b6f90e (このIDを非表示/違反報告)
まりの(プロフ) - 指示するようですみません！12が抜けて13と14になってます！ (2018年8月20日 2時) (レス) id: fb0f39ed4e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(作者) - この作品では初めてのコメント、とても嬉しいです。そんなに褒めていただけるなんて、作者感激です！これからも頑張ります！ (2018年8月16日 0時) (レス) id: 6ac6b6f90e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆうき | 作成日時：2018年8月14日 21時
