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何回かに分けて運ぼうか?


そう思っていた時だった。


キーンコーンカーンコン


「げっ。」


また、変な声が漏れる。


下校時間を知らせるチャイム。


何があっても、下校時間を過ぎることは許されない。


「急がなきゃっ。」


焦る。


「これ、一度に運ぶしかないかなー。」


ジョングク君がため息をつく。


「そうだね。時間ないし。」


3人でパンフレットの山を3つに分ける。


持ち上げるけど、、、、、


重い、、、。


気を抜いたら、落としそう。


「あっ、」


ジョングク君が、何かをいいかけようとしたその時。


「持つよ。」


私が持っているパンフレットの3分の2がなくなった。


「えっ。」


持ってくれたのはテヒョン君。


「いいの?」


私は軽いけど、


テヒョン君は、、、、。


「大丈夫。俺、こう見えて力あるから。」


前を向いて、そう言う。


「ありがとう、テヒョン君。」


ちょっとにやけてしまう。


だって、嬉しくて。


全然話さないけど、


優しい人なんだなって思った。


あとね、


男らしいなーってちょっとドキッとしたのは内緒。


「出遅れた。」


二人の後ろで、ジョングク君が悔しそうにしてたのは、


見えなかったけど。









あの後、無事に先生のもとへパンフレットを送り届けた私達。


そして、現在一緒に帰ってます。


女子達に見られたらと思うと、、、


怖い。


少し不安がりながらも歩いていると、アイス屋さんを見つけた。


「わぁ。」


色とりどりの美味しそうなアイス。


た、食べたい。


でも、今は二人がいるし。


明日にしよう。


そう思うけど、心に反して目線は動かない。


すると、


「食べようか。」


ジョングク君が、私に声をかけた。


「いいのっ?」


「うん。フルーツアイス、好きなんでしょ?」


覚えててくれたんだ。


それだけで、嬉しくなって。


結局3人でアイスを食べることになりました。


私は、ストロベリーアイス。


ジョングク君は、チョコアイス。


テヒョン君は、オレンジアイス。


パクッと一口。


「お、美味しい!」


ほどよい酸味と甘み。


美味し過ぎるっ!


と思っていると、


「食べる?」


と、テヒョン君がカップを差し出してきた。

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設定タグ:ジョングク , テヒョン , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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ゆうき(作者) - ありがとうございますっ! (2018年8月6日 19時) (レス) id: 6ac6b6f90e (このIDを非表示/違反報告)
87 - すごく面白いです!今後の展開が楽しみです!更新頑張って下さい! (2018年8月6日 10時) (レス) id: 13da7cddb0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆうき | 作成日時:2018年8月2日 22時

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