検索窓
今日:3 hit、昨日:12 hit、合計:335,832 hit

50 ページ50

「ねぇ、A。来週の日曜日、遊園地行かない?」


「またー。」


「嫌ならいいけどさー。」


頰を膨らませるグクを愛おしいと思う。


「ううん、楽しみ。」


そう言えば、嬉しそうに笑ってくれるから。


「グク。私、グクのこと好きかも。」


思わず呟いていたその言葉に、


「そっか。嬉しいな。」って、クシャって笑う。


だったらどうして、


そんな悲しそうな目をしているの?


「あっ、A。今日さ、帰りにカフェ行こ。」


「えっ、私はいいけど、、、、。」


「大丈夫、変装していくから。」


そう言って、グクがいつもの黒眼鏡を取り出す。


「また、それー。」


と笑ってしまって、


「え、青いほうがいい?」


と真面目に答えるものだから、


「もうどっちでもいいよー。」


楽しい。









「あっ、こっちー。」


グクの変装を信用してないわけじゃないけど、


カフェまでは別々で行く。


今日は私の方が早く着いた。


「何注文する?」


「うーん、このパンケーキ美味しそう!」


「あっ、ほんとだ。」


一緒にメニューを覗き込んだから、


目があった時、思ったよりも顔が近くてびっくりした。


やっぱり、グクの顔には慣れなくて。


いつも見惚れてしまう。


「かっこいい、、、。」


と思ったら声に出てました。


「、、、、っ。」


グクが赤くなる。


最近は私もなんとか余裕が出てきて、


グクを赤くさせて楽しむことがある。


でも、やっぱりふとした時に赤くなるグクの顔が一番好き。


結局、私はチョコがかかったパンケーキ。


グクはメープルシロップがかかったパンケーキにした。


ふわふわのパンケーキはとっても美味しくて。


「ねぇ、グク。私グクと付き合えてよかったよ。おかげで、毎日がすっごく楽しいもん。」


最近私は、グクの前では思ったことを口にするようにしている。


私に「カップル」はわからないけど、


わからないなりにグクに笑っていてほしいから。


「好きだよ、A。」


グクが私の頭を撫でて、いつもの笑顔を浮かべる。


この笑顔が、私は大好き。


「付き合えて本当によかった。」


その言葉がただただ嬉しくて。


でも、


「別れようか。」


グクがそう言った。


「え、、、、。」


何を言われたのか理解できず呆然とする私に、


「冗談だよ。」


って笑ったけど、


嘘、だよね?

この小説の続きへ→←49



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (221 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
567人がお気に入り
設定タグ:BTS , 恋愛 , マネージャー
関連タグ:SUGA , ソクジン , seventeen , JUNGKOOK , JIN , テテ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆうき - そう言ってもらえてとても嬉しいです。ありがとうございます! (2018年8月10日 20時) (レス) id: 6ac6b6f90e (このIDを非表示/違反報告)
桃猫(プロフ) - 続編出してください!!!!楽しみに待ってます(*^^*) (2018年8月10日 14時) (レス) id: 2c2fa838b5 (このIDを非表示/違反報告)
*基本塩(プロフ) - 続編楽しみにしてます。 (2018年8月10日 1時) (レス) id: 8d91eb13cf (このIDを非表示/違反報告)
ももせ(プロフ) - ヾノ≧∀≦)イエイエ!頑張ってください! (2018年8月6日 7時) (レス) id: fa9c1989ab (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(作者) - うわー、間違えました。ごめんなさい! (2018年8月5日 20時) (レス) id: 6ac6b6f90e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆうき | 作成日時:2018年7月23日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。