新・BTSのマネージャー (ページ46)

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「ねぇ、A。2人っきりだね？」

「ちょ、言わないでよ。恥ずかしいじゃん。」

今は、レッスン室に2人っきり。

後の人は休み時間だから外に出てる。

「まだ、慣れないの？」

グクが聞いてくるけど、

「慣れるわけないじゃないですか。初彼ですよ？」

なぜか、敬語になってしまう。

付き合ってからのグクは甘すぎて、

ほんとに慣れない。

「まぁ、そういうところも可愛いけどね。」

「だから、恥ずかしいってば。次言ったら、ジュースおごってね。」

「えー。」

なんて会話をしていたら、、、、、

ガチャ。

とドアが開いた。

入ってきたのはテヒョンとジミンだった。

「え、なんで2人っきりなの？」

入ってくるなり声を上げるジミン。

うぅ、見られた。

恥ずかしい。

何て答えるか迷っていると、

「付き合ってるから、でしょ。」

「え？」

そういったのはグクではなく、

テヒョンで、

驚いたのは私だった。

「えっ、テヒョン？」

どうしてテヒョンが？

「え、2人って付き合ってるの？ど、どういうこと？」

ジミンの声も今は遠く聞こえる。

なんなんだろう、この感覚は。

初めての感覚で。

事実を言われているのに、

言ってほしくないと思っている自分がいる。

違うと否定したくなる自分がいる。

わからない。

わからない。

テヒョンといると自分がわからなくなる。

私はテヒョンが苦手なのかもしれないと思った。

私は確かにグクと付き合っていて、

それを否定することはグクを傷つける。

こんな思いは抱いてはいけない。

私はテヒョンに近づいてはいけない。