新・BTSのマネージャー (ページ40)

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観覧車。

最後を締めくくるには、もってこいだね。

そう思って、すんなにOKした。

でも、狭い空間に2人っきり。

今考えれば、何もないわけないよね？

観覧車は、色とりどりのイルミネーションに飾られ、

神秘的な美しさを、まとっていた。

そんな観覧車の前で、私に向かって微笑むグクは、

やっぱりありえないくらい美しくて。

私なんかがいていいのかと思ってしまう。

私達が乗ったゴンドラは、水色のゴンドラ。

ゴンドラ自体もイルミネーションで飾られ、

乗るのをためらうほど。

グクに手を引かれ、

彼の向かい側に腰掛ける。

観覧車ってこんなに狭かったっけ？

ドラマでよく見るセリフを思い浮かべてしまう私。

彼の顔を直視できなくて、目をそらせる。

沈黙。

それを破るようにグクが話題を提供してくれる。

「最近、仕事どう？」

その気遣いできるとこ、好きだよ。

「楽しいよ、みんなとも距離が近くなって。」

私がそう言えば、

「そっか。」

と嬉しそうに微笑むグク。

「あと、最近ジミンがよく話しかけてくる。」

そういけば、いつのまにかグクといるときはタメ口になっていたな、と思う。

「あぁ。」

「心当たりあるの？」

「まぁ。」

なんて会話をして、話題はテヒョンに変わっていった。

「僕、テヒョンの顔好きなんだよね。」

「わかる！かっこいいよね。」

「世界で1位だからね。」

「グクだって13位じゃん。自信持っていいからね？」

今だって直視できないし。

「それと、テヒョンってさ、意外と大人っぽいよね。」

「そうだっけ？」

グクが、一瞬険しい顔になった気がした。

「うん、気遣いもできるし、優しくて。実は、すごいいい人だよね！」

「そ、そうだね。」

「あれは、モテるよねー。なのに、本気で好きになった人がいないなんて「A！」

「え？」

突然グクが大声を上げる。

思わず直視したその顔は、なぜかとても険しくて。

いつもとは違って、、、、、

怖かった。