新・BTSのマネージャー (ページ35)

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隣のジョングク君と、屋上のテヒョン君。

(変わった女の子と、変わったイケメン二人のLOVE STORYです。掛け持ちなので、評価20なかったら消します。よければ、よろしくお願いします。)

http://uranai.nosv.org/u.php/novel/327nino

社長にも全てバレ、リアは解雇となった。

当然の処分だ。

そして、BTSの謝罪会というレアイベントを終えた私は、比較的落ち着いた毎日を送っている。

「グクさん、メイクです。」

ジョングクのことはグクと呼ばせてもらうことにした。

だって、ジョングクって長いじゃん。

「了解。」

グクが椅子から立ち上がる。

そのままドアに向かうのかと思えば、クルッと私の方へ向く。

そして、私の前髪に手を伸ばす。

「Aって前髪切ればいいのに。」

そう呟く。

それに一番反応したのはテヒョンだった。

「ダメ、ダメ！Aは前髪があった方が可愛いよっ！」

「わ、私そんなにブスじゃない！と思うけど、。」

そりゃ、テヒョンと比べたら月とスッポンだろうけどさ。

なにも、本人の前で言わなくても！

「そういうわけじゃなくてっ！」

「じゃあ、どんな意味？」

とグクが聞けば、黙るテヒョン。

虚しくなるだけだから、フォローはいらないよ？

と思っていると、

「隙ありっ！」

「ちょっ！」

グクに前髪をどかされました。

私は別に顔を見られるのが嫌なわけじゃない。

前髪が長い理由は、別。

「はぁーーーー。」

テヒョンが長いため息をつく。

なぜ？

というか、周りが静か。

見渡して見ると、みんな固まってました。

そ、そんなにブスだったっけ？

普通よりはいいと思ってたのに！

「あー、見られたならいいや。なんで、前髪長くしてるの？」

BTSの中で唯一意思疎通可能なテヒョンが聞いてくる。

テヒョンは前に見たことがあったみたいだ。

ていうか、言いたくないんだけど。

「お願いっ！」

手を合わされる。

か、可愛いい。

その仕草、やめてよー。

「お母さんに似てるから。」

ポツリとつぶやく。

「鏡を見るたびに嫌になって、前髪を長くした。それだけ。」

「ご、ごめん。」

テヒョンが謝る。

けど、大丈夫。

「もう乗り越えられたから。」

君のお陰で。

微笑むと、嬉しそうに笑う。

なんか、

犬みたい。