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でも、心に反して体は動かない。


お願い、動いて。


5センチだけ、動いてっ!


「危ないっ!」


ふわっと体が浮いた。


ドサッと床に落ちる。


クッションだから痛くないや。


誰だろう?


恐る恐る目を開けると、、、、、、


テ、ヒョン?


また、助けてくれたの?


「大丈夫?A。」


そう言って、ふわりと微笑む。


「なんで、泣いてるの?」


泣いてる、、、?私が、、、?


頰に手をやると、雫がつたっていた。


なんでだろう?


分からないけど、悲しみの涙ではないということだけはわかった。


テヒョンが微笑みながら、私の髪を撫でる。


「これで、貸し借りはなしだね。」


「うん。」


私はテヒョンを助けて、


テヒョンは私を助けてくれた。


テヒョンが立ち上がり、私に手を差し出す。


その手を取り立ち上がると、目の前にはカタカタと震えているリア。


そして、 後ろには新事実に呆然としている旧・リア派。


そして、改めてリアの怖さを知ったグクとジミン。


「違うのっ!」


沈黙に耐えきれずリアが叫ぶ。


「何が?」


冷たいグクの声にリアがたじろぐ。


「違うんだよ、グク?」


リアがグクに近寄ろうとするが、グクの顔を見て立ち止まる。


「私は、私は、、、!悪くないのっ!悪いのは全部Aなの!」


未だに言い訳を叫ぶリアは、なんて滑稽なんだろう。


人は、認めないといけないこともある。


認めたくなくても、 認めたほうがいいこともある。


リアはいろんなことを知らなさすぎる。


夢の中だけで、小さな世界の中で育ってきたんだろう。


「私は、、、ただ、、、、。」


ここにいる全員がもうリアの本性に気づいている。


「リア、、、、。」


ジンが震えながらリアに声をかける。


「全部、冗談だよね。」


ユンギ。


ほんとは全部わかってるはずだ。


でも、認めたくないんだろう。


その気持ちはわかる。


でも、人には認めないといけないものがある。


リアがガックリと膝をついた。


「うぅ、あぁーーーー!やだっ、やだっ!私はやだよーーーーーー。」


泣き叫ぶリア。


全てが明るみに出た朝。


全てが終わった朝。


全てが、始まった朝。






明日から、部活の合宿なのでちょっとできなくなります。

あと、今後グクかジミンかテヒョンか誰とくっつくか、

くっつかずに終わるのかまだ決まってないのでコメントお願いします。

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ゆうき - そう言ってもらえてとても嬉しいです。ありがとうございます! (2018年8月10日 20時) (レス) id: 6ac6b6f90e (このIDを非表示/違反報告)
桃猫(プロフ) - 続編出してください!!!!楽しみに待ってます(*^^*) (2018年8月10日 14時) (レス) id: 2c2fa838b5 (このIDを非表示/違反報告)
*基本塩(プロフ) - 続編楽しみにしてます。 (2018年8月10日 1時) (レス) id: 8d91eb13cf (このIDを非表示/違反報告)
ももせ(プロフ) - ヾノ≧∀≦)イエイエ!頑張ってください! (2018年8月6日 7時) (レス) id: fa9c1989ab (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(作者) - うわー、間違えました。ごめんなさい! (2018年8月5日 20時) (レス) id: 6ac6b6f90e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆうき | 作成日時:2018年7月23日 20時

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