新・BTSのマネージャー (ページ32)

今日:19 hit、昨日:12 hit、合計:335,848 hit

32 ページ32

時計を見ると、もう6時。

「そろそろみんな起きちゃうんで、私会社に行ってますね。」

私が言うと、ジミンが「えー。」と不満そうに言う。

子供じゃないんだから、ね？

「テヒョンさんに伝えてきます。」

そう言ってテヒョンの部屋に向かおうとすると、

「テヒョンは何するかわからないから、僕らも行く。」

と言われた。

信用ないですね、テヒョン。

部屋に入ると、テヒョンはまだベッドで寝ていた。

うぅ、かっこよすぎる。

朝の柔らかい光に照らされたテヒョンは、天使のようで。

眼福ものを通り越して、、、、

目の毒ですよっ！

「テヒョンさーん、起きてください。」

耳元で言ってみるけど、反応なし。

でも、挨拶もなしに帰るのは変だろうし。

しょうがないから鼻をつまんでみる。

まだ、起きない。

しょうがないから、ほっぺをぷにぷにしてみる。

まだ、起きない。

しょうがないから、柔らかい髪を触ってみる。

サラサラっ！

羨ましい！

って私、変態みたいじゃんっ！

「うーーーん。」

テヒョンが声をあげた。

起きた、かな？

確認しようと、身を乗り出したら、

「わっ。」

客観的に言ったら、、、

ベッドに引きずり込まれました。

もがいてみたけど、案外力が強いみたいで、動けない。

後ろには、テヒョンの両腕。

目の前には、整いすぎているテヒョンの顔。

不公平だ。

こうなっているのはテヒョンのせいなのに、私だけドキドキしてるなんて。

そんなことを思っていると、いきなりテヒョンが、目を開いた。

そして、、、、

「わっ。Aっ！えっ。」

明らかにうろたえ、顔を真っ赤にするテヒョン。

前言撤回。

こっちの方が恥ずかしいや。

なんて思っていると、グクとジミンに剥がされた。

「まったく、テヒョンは本当にずるい！」

「本当ですよっ！天然タラシがっ。！」

二人に同感。

テヒョンはズルくて、天然タラシだ。

って、

「あー、会社っ！」

お前らのせいで時間を無駄にした。

今日やらないといけないことはたくさんあるのにっ！

ん？

ていうか、リアにどう説明しよー。

絶対怒るよ。

めんどくさー。

「声っ！」と騒いでいるテヒョンを無視して、

一人唸る私だった。