新・BTSのマネージャー (ページ20)

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今日はジミンにわざとぶつかられた。

私の方が弱いから、倒れてしまう。

ジンに暴力を振るわれた。

みんなはリアがそんなに好きなんだろうか？

暴力を振るった後ジンが、少し顔を歪めたのが、

不思議だ。

こんなこと、本当にやりたいの？

そして、その度にグクが手を握りしめているのがわかる。

口を小さく動かして、

「や、め、て。」

と伝えると、

とても悲しそうな顔をされる。

そんな顔をされると自分の方が悲しくなる気がして、嫌だ。

でも、

そんなグクに救われている自分がいる。

私のことをわかってくれている人がいる。

それだけで、十分だから。

～グク～

彼女が今日も暴力を振るわれている。

助けたい、

そう思うのに。

彼女は拒絶する。

どうして？

そう思う。

もっと頼ってもいいんだよ？

頼れる人がいるんだから。

もっと誰かに助けを求めてもいいのに。

胸が苦しくなる。

僕が彼女の助けになれないことに。

君が僕を呼べば、

どこでも駆けつけていくのに。

僕は自分から行く勇気を、

持たない。

あれから、結構グクと話すようになった。

いや、私の場合、書いて、かな？

「なぁ、本当に他のメンバーに言わなくていいの？」

しつこく聞かれる。答えは知ってるだろうに。

「だから、絶対に言わないでください。」

「テヒョンにも？」

「なんで、テヒョンさんがでてくるんですか？」

私が書くスピードと、グクが言うスピードが違いすぎる。

手が、疲れてきたぞー。

「だって、テヒョンはAにとって大事な存在でしょう？」

「、、、、っ。」

ペンを持つ手が一瞬ぶれる。

大事な存在？決して作りたくなかったもの。

「違うんですか？」

目を見ないで。そらしたくなる。

「なんで、そう思ったの？」

動揺を悟られないように、ゆっくり丁寧に書く。

「だって、テヒョンはAに危害を加えないし、Aはよくテヒョンの方を見てるし。」

「なんか、お互いが思い合って上手くできてない感じ。あっ、別にテヒョンがAのことを好きなんていってませんから。」

ムキになって否定しないでくれる？

ちょっと傷つく。わかってはいるけどさ。

でも、テヒョンが私にとって大事な存在？

よくわからない。

大切？と言われると、頷くけど、

特別かと言われると、よく分からない。