新・BTSのマネージャー (ページ15)

今日:6 hit、昨日:12 hit、合計:335,835 hit

15 ページ15

目の前で彼女がグクに殴られている。

それなのに僕は動けない。

助けなきゃと思うのに、

殴られて当然だと思っている自分がいる。

本当の自分はどっちなんだろう？

偽りの君。

全然話しかけてはくれなかったけど、

いつも微笑んでくれた君。

バリバリと仕事をこなす君も。

未だに信じられない。

影であんなことを思っていたなんて。

でも、許せないと思う。

僕らの前で平然と笑い、影で微笑んでいた君が。

そして、一瞬で僕を虜にした君が。

あの時の君の姿がまだ僕の頭から出ていってくれないというのに。

もう一度、見たいと思っている自分がいる。

もう一度、笑って欲しいと思っている自分がいる。

そんな自分が大嫌いだ。

目を覚ませ。

彼女は悪い人なんだ。

その罪に値する罰を受けさせないと、、、、

、、、、いけないんだよね？

つい殴ってしまった自分に少し驚く。

痛みに顔を歪めている彼女に、胸がチクリとする。

それでも、これは彼女のしたことに対する罰なんだ。

受けなくちゃいけないことなんだ。

分かってるけど、

彼女との楽しかった日々がまだ僕を離そうとしない。

頭の中でぐるぐると回り続けている。

どんな時も、優しくて、笑顔だった君が、

偽りだったなんて。

僕を騙してたんだ。

それでも、まだ彼女から離れられない僕。

頭の中から彼女を消し去りたくて、声を荒げた。

マンネライン。

僕とテテとグク。

不公平だ。

テテとグクは、僕よりも人気で、たくさんの魅力を持っている。

ヒョン達も僕が1番じゃなくて、

だから誰かの1番になりたかった。

彼女の1番になりたかった。

なってみたかった。

それなのに、彼女の1番はグクになった。

どうして僕じゃないんだ？

ずっと苦しかった。

そんな僕をリアが救ってくれた。

「ジミンが私の1番だよ。」と言ってくれた。

ずっと求めていたものをリアがくれた。

だから、Aが許せない。

そんなリアを傷つけたAが。

リアでいっぱいにしたいのに、

頭の中に居座っているAが。

許せない。