深澤兄妹6

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深澤side




貴「はあ、、はあ、、はあ、、」




深「A？ 苦しい？ まだ大丈夫？」




貴「はあ、、はあ、、はあ、、(ｺｸﾝ)」




先「ちょっと苦しくなってきたね、、一旦胸の音聞かて？


、、、ん〜どうしようか、

状態的にはまだ発作の手前って感じなんだけど、

Aちゃん、もうちょい頑張れそう？」




貴「はあ、、はあ、、(ｺｸﾝ)」




先「うん。 じゃあもうちょっと頑張ろうね。

もう一段階上げて。」





それから数分後。




貴「はっはっはっﾋｭｰ、ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ」




先「喘鳴出てるね。 ちょっと音聞かせてよ〜」




貴「ﾋｭｰ、ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ、ﾊｧﾊｧﾊｧｯ、ﾋｭｰ おに、ちゃん、ｺﾞﾎｯ涙」




深「苦しいね、、大丈夫大丈夫、

携帯お兄ちゃん持っとこうね。」





俺にもはっきり喘鳴が聞こえてくるくらい発作が誘発されてる。





本人も呼吸するのに必死なのか手に持ってる携帯を落としそうなほど。






貴「ﾋｭｰ、ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ、苦しっ、ﾊｧﾊｧﾊｧ、ﾋｭｰ、涙」




先「もうやめよう。 ごめんごめん 苦しいね。

マウスピースとクリップ外してこっちのマスク当ててあげて。

深澤さんマスク支えてもらっていいですか？」




深「わかりました。 A〜ゆっくり深呼吸だよ

大丈夫大丈夫。お兄ちゃんここにいるからね〜」(ｽﾘｽﾘ




貴「ﾊｧﾊｧﾊｧ、ﾋｭｰ、ｺﾞﾎｯ、ｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ、」





先「う〜ん効きが悪いね。ちょっとステロイドいっとこうか

Aちゃ〜ん聞こえる〜？ 大丈夫だからね〜

お薬入れさせてよ〜」




貴「ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ、ﾋｭｰ ぃやっ、涙」




深「大丈夫大丈夫、痛いのないよ。

A、だぁいじょうぶだから動かないよ？」







痛いことされると思ったのかちょっと暴れたけど、さっき固定した針からしっかり薬も入り落ち着いた。






先「検査の結果だけど、

喘息自体は悪化してないから今のところ心配の必要はないよ。

ただね、ちょっと吸入薬の効きが悪いかな〜、、

最近頻繁に吸入薬使ってたりする？」




深「そうですね〜、ちょっと前までツアーがあって

ツアー期間中は結構使ってるのを見かけました。


やっぱり長時間激しい運動を続けたり、

それが連日続くと調子が狂うのか本人も苦しいみたいで、、」




先「そっかそっか。

まぁ本当は激しい運動を避けるのが一番良いんだけど、

仕事柄そうはいかないもんね。」

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