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深澤side
朝から怪しいとは思ってたんだよね。
でも当然自分からは言ってこないし、様子見でいいかななんて思ってたら佐久間からも心配のお言葉を。
これからほぼ休憩なくバラエティ収録が始まるからその前に体調確認した方がいいかもと思って俺は一人でAを探しに行くことにした。
にしてもどこにいんだろ、
とりあえず自分たちの楽屋があるフロアを一周してみる。
ん? あれ、そうかな?
目悪いからよく見えないけど、シルエットと服装の感じからして多分そう。
確かに朝よりもフラフラしてんな〜なんて思いながら歩くスピードを少し上げて追いかけた。
深「A〜」
なんて呑気に名前を呼ぶと、階段を降りようとしたAの身体が、
突然グラッと傾いた。
後ろにいた俺は危ない!と感じるよりも先に身体が動きAの腕を引っ張った。
と、同時にバランスを崩し、
そのまま階段を転がり落ちた。
深「、、うっ、 痛ってぇ、、」
貴「、、っ!、 お兄ちゃん?!」
深「はぁ、痛ったっ、、」
上の方で遠くから聞こえていたAの声は気づいたらそばまで来てて、
倒れたままの俺を見て焦っているのか、一生懸命俺の身体を揺さぶりながら名前を呼んでくるA。
お願いだから、揺さぶらないで、、
全身に響くのよ、、、
なんて言いたいところだけど、今そんなことを言えばAの不安を掻き立てるだけだろうなと、以外にも冷静に判断してる自分がいて、
なんとか残ってる気力だけで上半身を起こした。
深「A? 、っはぁ、だいじょうぶ? 怪我してない?」
貴「はぁ、お兄ちゃん、ごめんなさいっ、、ごめんなさいっ、
はぁ、はぁ、またっ、Aのせいで、はぁ、はぁ、涙」
深「 違う。違うよA。 Aのせいじゃない。」
貴「はぁ、はぁ、はぁ、Aのせい、でっ、グスッ、涙」
深「っ、だいじょうぶだから。
お兄ちゃんちゃんとお話出来てるでしょ?」
貴「はぁ、はぁ、はぁ、 やだっ、やだっ、涙」
今の状態があの時の記憶と重なったのか、Aは落ち着くどころか取り乱し、パニックを起こしてしまった。
物理的には助けられたものの、また苦しい思いをさせてしまったことに俺の心も苦しくなった。
深「よしよし。だいじょぶだいじょぶ、、大丈夫だから、」
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えむ(プロフ) - みみみさん» 優しいお言葉ありがとうございます^^ いつか書かせて頂きますので、気長に待って頂けると助かります、! (8月3日 23時) (レス) id: cc49bafab3 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - 美紀さん» かしこまりました。すぐには難しいですが、いつか書かせて頂きたいと思います! (8月3日 23時) (レス) id: cc49bafab3 (このIDを非表示/違反報告)
みみみ - コメント失礼します。私もそれスノの都内出没みたいです!本当に無理しないでくださいね☆応援しています!!! (7月29日 16時) (レス) @page47 id: 10d256d720 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 作者さんもしリクエスト解禁になったらそれすののSnow Man出没のやつ書いて欲しいです (7月28日 23時) (レス) id: e7f1610a24 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - 琉衣さん» 読んで頂きありがとうございます♡ ですよね、!困 琉衣様も夏バテお気を付けください!! (7月7日 17時) (レス) id: cc49bafab3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えむ | 作成日時:2023年1月20日 23時