死んだら夢が叶いました

6.名前決め ページ7

花江「どうだった〜？

喧嘩してないみたいだし大丈夫かな…
うちの子になる？」



『にゃー』



花江「そうかそうか、これから宜しくね」



やっと…、やっと聞けた、この言葉…
花江さん家の猫になったんだ



花江「そうなったら名前だな」



あ！Aって呼んでほしいけど…
絶対通じないし…はぁ…
こればっかりは仕方ないか…、新しい名前で…



花江「可愛らしい名前が良いなぁ…」



Aが良い…！Aって…！



花江「きなこ、、、ごま、、、」



あぁ、通じない…か…
食べ物だ、花江さんらしい。笑



花江「みたらし、」



新しい名前はみたらし…？



花江「もっと良い名前が思いつくかもしれない。今はみたらしって呼ぼうかな」



あ、今だけ？



花江「いや、そう呼んだらみたらしって覚えちゃって本当の名前を呼んでも反応しないかもしれない…」



凄いね、心の声がダダ漏れだ



花江「う〜ん、、お前さんはどんな名前が良いの？」



Aが良いの！A！
どうにかして伝えたい…！

なんか無いの？文字は



花江「どこ行くの〜」



……？！？！？！
これしかない…！



花江「あーあー、新聞破らないで」



ちょ、ま、まって、待って待って待って

うし。花江さ〜ん



花江「ん？これがどうしたの？」



分かんないかなぁ…！
前足で紙をポンポンとたたいた


『にゃ〜』



花江「……お前…文字が分かるのか…？


そんな事…無いよな……猫だし…これが良いのか…？」



『にゃ〜』



花江「…………A、お前はAだよ」









私が渡したのはね。








私の記事。








殺人鬼に殺された人の名前が載っててそこに私の名前があった。



他にも2人載ってた、2人とも女の子。
女の子を狙った連続殺人事件だったみたい。


犯人が捕まって本当に良かった。






この行動が正しかったのかは
誰にも分からない

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