死んだら夢が叶いました

29.ごめん寝 ページ31

獲物にバレないよう息を潜め

狙いを定めて飛びかかる



その瞬間、
ビリビリと音を立て白いものが宙を舞う



うわぁー！！！楽しい！楽しいぞ！！

私は無我夢中でティッシュを引き裂いた



気がつくと空っぽ
次は無性に箱の中に入りたくなった

またおしりをぷりぷりと振り狙いを定めて


『ジャストフィットにゃぁ〜』



花江「うわ、、、やられた、、」



嫌そうな顔しながら
しっかり写真撮るのやめた方がいいと思う




花江「A〜〜〜ティッシュ無駄にしちゃだめでしょ。あー、勿体ねぇ」



私は聞こえないふりをしてしっぽを揺らす



花江「聞いてる？？片付けるの俺なんだからね

ねぇいま言ったばっかでしょ〜？
箱までボロボロにしないでくれ」



ダメって言われるほどやりたくなってしまう
それが猫でしょう？

私は容赦なく箱を噛みちぎった



花江「A…」



『にゃ゛』

後ろ足をちょんっと触ってきたから猫パンチを返してやった。爪出てないから別にいいでしょ

移動して窓の横に寝転んだ



ゆらゆらと揺れるカーテンがまた魅力的
ちょいちょいっと突っついたらまた揺れる


あれ。これ楽しいな



花江「カーテンはダメだからね」


ティッシュを片付ける飼い主を横目に

たまにブチブチと小さな音を鳴らしながら
私はレールまで登ってしまった



花江「…あぁ、Aまじかよ、、、
登っても自分で降りてこられないでしょ？？」



そんなこと言われたら降りたくなるじゃんね
降りようとすると


ﾌﾞﾁﾌﾞﾁ



花江「まってまって嫌な音鳴ってる！
降りないでよ〜…俺が手伝うからなぁ…」



飼い主は恐る恐る私を持ち上げて
下まで降ろした



花江「カーテン切れてないよな〜、うわちょこちょこほつれてる。A〜〜〜
カーテンはダメって言ったじゃん…笑

もぉーAが怪我してないから良かったけど
危ないから今後は遊ぶなよ？」



なんか言ってるけど笑ってるからいいや
遊び疲れてそのまま眠りに落ちた



花江「ちょっと目を離したら寝てるし笑
ほんと、猫は自由ですね〜


あれ…？これってもしかして」





花江夏樹
@hanae0626
イタズラされて怒ったらごめん寝してました
かわいいから許しちゃう
(写真)




花江「夢の中で反省してるんですか〜？笑」

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←28.今日は甘えさせてあげる.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す