三十話 風呂上がり ページ34
「茜くん、お風呂お先に〜♪」
ドアを開けながら、私は、勉強中の茜くんに話しかける
茜くんは、私がお風呂から出てきたのに驚いたのか、勢いよく後ろに後ずさったた
うーん…驚かせちゃったのかな?
そう思い、茜くんの近くに行くと、茜くんは更に後ずさる
顔も赤いし…何か、あったのかな?
「茜くん、大丈夫?お風呂入れる?」
そう聞くと、茜くんは、首を二回縦に振った
二人きりの室内は、とても静かで…何だか、恥ずかしくなってきた
私も、頬を少し赤色に染めてしまった
「えっと…うん、大丈夫…」
両手で顔を覆いながら、そう呟く
うーん…大丈夫かなあ?
…そういえば…
「今日までに、色々あったよねー。花子さんに会ったり、薬品間違えたり、お兄ちゃんを蹴ったり…」
本当に、色々、会ったなあ…
茜くんも、私と同じ思いをしてるのかな?私と同じ顔だ
「あの時、奈菜羽さんが薬品間違えていてビックリしたよ。あのままだったら、理科室、爆発してたんだよね…」
「え?そうなの?」
液体Aと液体C…恐るべし…
…このまま、結婚まで、いけたらなあ…
…なんて、ね
「茜くん、お風呂入らないの?」
「あ、じゃあ入ってくるね」
…あ、あと…
「茜」
「ん?何?…って…な、奈菜羽さん!?」
顔を真っ赤にして、また悶えてる
えへへ〜、一度呼び捨てしたかったんだよね〜
「ね、茜も、奈菜羽って呼んでくれる?」
そう言うと、茜は、ビックリした顔でこちらを見た
「…良いの?」
「あったりまえ!さあ!」
私は、茜に向けて、手を出した
クイクイっと曲げて、カモンのポーズ!
茜、呼んでくれるかなあ…?
「〜!…な…奈菜羽…」
「…照れるね…」
やっぱり、まだまだ、時間はかかりそうだなあ…
…でも、それでも
茜と、歩んでいけたらいいなあ…
…なんて、ね?
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「…誓いの言葉」
そう、人の声が聞こえる
私と、○は、結婚式に来ていた
…新婦と新郎として
周りには、長椅子に座った人達が居る
…色々あったなあ…
つかさくんと八木ちゃんが、襲撃してきたり
○が、怪異なのがわかったり
寧々ちゃんの死期が、近いとわかったり…
…でも、寧々ちゃんも、ここに出席してる
私が、未来を変えたから
寧々ちゃんは、今でも、花子さん達が見える…らしい!
「…永遠の愛を、誓いますか?」
…もちろん!
「誓います!」
*fin
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エユ(このみ☆)(プロフ) - ヨミエルさん» ありがとうございます!アカウント移行してしまっていたので、気づくのが大分遅くなってしまいした…申し訳ありません…最後は、名前固定の秘密を明かそうかなー…と思い、書いてみました!気に入ってくれて良かったです!いつか作る予定なので、楽しみにしてください! (2020年2月21日 16時) (レス) id: f90d9ba581 (このIDを非表示/違反報告)
ヨミエル - 私も茜くん推し&loveだったのでサイッコーに面白かったです!あとがきのときの最後、夢主ちゃんの名前が出てきて、夢主ちゃん、意味深というか、とにかく凄く良かったですっ! また、茜くん落ち、作ってくれたら嬉しいです。 長文失礼しました\(_ _) (2020年1月18日 19時) (レス) id: 0e24ec4023 (このIDを非表示/違反報告)
木の実☆(このみ☆)(プロフ) - レミィさん» ありがとうございます!( ^^)/面白かったようでなによりです(*^▽^*) (2018年10月17日 6時) (レス) id: 565c3a754b (このIDを非表示/違反報告)
レミィ - 完結おめでとうございます!面白かったです! (2018年10月16日 21時) (レス) id: eb89fa6efd (このIDを非表示/違反報告)
木の実☆(このみ☆)(プロフ) - レミィさん» ありがとうございます!(≧∇≦*)小説を書く暇が、ちょこっとですができることがあるので、そのときにちょこちょこ書いたりします(●´∀`●) (2018年10月11日 19時) (レス) id: 565c3a754b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:木の実☆(このみ☆) | 作者ホームページ:なし
作成日時:2018年8月23日 22時