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「ねぇ、ヌナ。本当に振ったんだね。」
「そう言ってたでしょ？」
「まぁ、そうだけど。」
私をヌナと呼ぶこのイケメン。
彼の名前はジョングク。
こいつも復讐に必要な材料で、
この計画を知っている唯一の協力者。
「なんでそんなに復讐したいの？」
「したいから。」
「本当はまだ好きなんじゃないの？」
「違うよ。」
ジョングクの問いに笑ってみせた。
あんな顔だけのやつ、なんで好きだったのか。
昔のことはよく覚えていないけど、
そこだけは本当に謎だ。
「にしてもテヒョンもバカだよねー、ヌナみたいな可愛い子を振るなんて。」
「可愛くないし、てか一応テヒョン君先輩だよ？」
「そっか。」
私には優しいのに、
なぜかテヒョン君には冷たいジョングク。
思春期だから？
「あ、ヌナ。今日は何食べる？」
「クレープ！」
「わかった。」
毎日のように一緒に帰ったりしてるけど、
実は高校から知り合った友達。
結構付き合いは浅い。
「あっ、ビンゴ！」
「どうかした？」
「あそこ、クレープ屋さんの前のテーブル。」
「え？あれ、噂のテヒョン？」
「そうそう、見せつけてやろうよ！」
「いいよ。」
クレープ屋さんの前のテーブル、
テヒョン君と可愛い女の子。
さずがプレイボーイ。
毎回女の子違うじゃん。
「すいませーん、いちごとチョコください。」
「ヌナ、俺何も言ってませんけど、、、」
「チョコあげるからー。」
「まぁ、ヌナがいいなら。」
昨日告白されて、振った相手が
別のイケメンといたらどんな気分だろう？
テヒョン君の顔を見ることはできないけど、
きっといい表情してるんだろうなー。
続く (更新停止中)
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作成日時：2018年9月25日 11時
