３年越しの復讐【TH】 (ページ1)

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「テヒョン君、おはよう」

「、、、、」

テヒョン君はいつもつまらなそうな顔をしていた。

私は懲りずに隣を歩いて、

笑顔を作って話しかけた。

「今日はみんなで体育祭の準備するね。」

「ん。」

「体育祭、楽しみだなぁ。テヒョン君は何に出るの？」

「借り物競走とリレー。」

「そっか、足早いもんね。」

少し答えてくれるだけで嬉しかった。

それだけが君の隣を歩く理由だった。

「私は障害物リレーかな。」

「そ。」

ずっと好きだった。

出会った時からずっと。

「リレー、応援してるからね。」

もともと話上手なんかじゃなくて、

いつも話題につまりそうになった。

何を話しかけてもつまらなそうな顔で自信をなくしそうになった。

最後まで君は、

私を見てくれなかったね。

「好きです！」

「ごめん、お前とか論外だし。」

「そっか。」

それで私は、

最後まで笑顔を貼り付けてた。

これでも必死の恋だったのに、

小学６年生だったけど必死の恋だったのに。

君は論外だと決めつけた。

正直憎んだよ？

だから復習しようと決めた。

もう一度同じことを繰り返して、

君が私に夢中になるようにして。

君がやってきたことを否定してやろうと決めたの。