『無惨君と俺』二十四 ページ24
『うおおおおおおあああああ!!!無惨君んんんんんんん!!!!!』
もう藁にもすがる思いで無惨君の名前を呼ぶ。
すると俺の身体を抑えてた男達が鮮血を出して倒れる。月をバックにいたのは無惨君!!!
『うおおおおおお!!!むざんしゃまああぁぁぁぁ!!!ありがとぉぉぉぉお!!!』
無惨君の足にすがり付くと胸ぐらを掴まれる。
あっ、そう言えば怒られるんだった。
「何故私の言う事を聞けない。私は大人しく待っていろと言ったはずだ」
『ぐっ、ぐるじいよ、むじゃんぐん』
「黙れ。私の質問に答えろ」
無惨君の朱殷色の瞳がこちらに殺意を向ける。だーけーど!俺は分かってるぞ!!無惨君のこれは『無惨…Aの事心配してるんだから!』みたいなのてっ事!!こう言う時の無惨君は。
『無惨君』
「早く答えろ」
『ごめんね』
と胸ぐらを掴む手を退かし抱き締める。
落ち着かせるように無惨君の背をぽんぽんと叩く。
『無惨君が心配で来ちゃったごめんね。心配させちゃったかな?』
「五月蝿い。私にはお前しかいないのだ…」
『俺も無惨君だけだよ』
ぎゅぅと強く無惨君が抱き締めてくる。しゃっくりをしてるので泣いてるのだろう。無惨君は、本当に俺だけに甘えてくる。依存してるのだろうか、まぁ求められて悪い気もしないし元より俺にも無惨君しかいないしね。
『…そろそろ日が上がるから帰ろっかここもいつ鬼狩りがくるか分からないし』
「……ん…」
『分かった!分かった!家帰ったらいくらでも抱き付いていいから!』
「ふん。貴様に言われなくても抱き付く。行くぞ。鳴女」
また琵琶の音が聞こえる。
その日の無惨君は夜になるまで離してくれませんでした。俺の自由時間!!
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おむれつとおむらいすのちがいをきのうしったたかつきさん - いやめっちゃ草。ほんとに草。らくに筋トレできちゃいますねしっくすぱっとだうひゃぁ (2020年2月3日 17時) (レス) id: 6a599a3a76 (このIDを非表示/違反報告)
かさかさスライム(プロフ) - ひゃーーーーーー最高の作品に出会ってしまったーーーーーー!!すきー!!! (2019年11月14日 19時) (レス) id: 28225f04e1 (このIDを非表示/違反報告)
やの あかね(プロフ) - わわわ、髪紐持ってっちゃった…!たんじろ逃げて、超逃げて!!! (2019年11月12日 20時) (レス) id: b41524b4b3 (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀`)(プロフ) - え、好きです(((( 無惨様とずっと居られるなんて幸せすぎですね!とても好きな作品です!!応援してます!!他の作品も読んでみます! (2019年11月12日 18時) (レス) id: c7fdcaabfc (このIDを非表示/違反報告)
やの あかね(プロフ) - ママって呼びたくなりました(( (2019年11月11日 17時) (レス) id: b41524b4b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2019年11月6日 17時