『無惨君と俺』十九 ページ19
『無惨君ーたっだいまー!』
「私も今帰った所だ」
『いやー…血でべったべっただねえ…無惨君階級は?』
「甲だ」
鬼狩りの階級は甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸とある。
簡単に言えば甲が一番強くて葵が一番弱い。
『うへぇ…俺は戊だったよぉ…』
「…そんなことより湯を浴びたい。行くぞ」
『へぇ〜い』
とっくに擬態は説いてあるが髪は長いままなので無惨君から貰った紐をほどく。思えば何時から一緒に風呂を入るようになったのだろか。
無惨君は何かと一緒にこだわる。風呂だって一緒が良いてっ言うし俺は寝たいから寝てるだけなんだが本来鬼に睡眠は必要ないんだが、ね。無惨君にも必要ないんだけど一緒に寝てる。
『ふぅ…無惨君次どんな鬼にする?なるべく強い奴を取っ捕まえて、それこそ埋らない上弦の壱の器に入るくらいの…』
「ふん、お前が悩む必要はない。目星は付いてる。お前の言っていた痣のある剣士の兄…」
『兄ぃ!!?おま、マジかよ、…大丈夫それ?』
「あぁ…大丈夫だ。あの男はかなり強いがこちら側に来てくれるだろう。」
『えぇ…なんの確信だよ……』
湯に口まで浸かり息を吐くとぶくりと泡ができる。
まあ無惨君が言うならそうなんでしょ…多分…
493人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おむれつとおむらいすのちがいをきのうしったたかつきさん - いやめっちゃ草。ほんとに草。らくに筋トレできちゃいますねしっくすぱっとだうひゃぁ (2020年2月3日 17時) (レス) id: 6a599a3a76 (このIDを非表示/違反報告)
かさかさスライム(プロフ) - ひゃーーーーーー最高の作品に出会ってしまったーーーーーー!!すきー!!! (2019年11月14日 19時) (レス) id: 28225f04e1 (このIDを非表示/違反報告)
やの あかね(プロフ) - わわわ、髪紐持ってっちゃった…!たんじろ逃げて、超逃げて!!! (2019年11月12日 20時) (レス) id: b41524b4b3 (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀`)(プロフ) - え、好きです(((( 無惨様とずっと居られるなんて幸せすぎですね!とても好きな作品です!!応援してます!!他の作品も読んでみます! (2019年11月12日 18時) (レス) id: c7fdcaabfc (このIDを非表示/違反報告)
やの あかね(プロフ) - ママって呼びたくなりました(( (2019年11月11日 17時) (レス) id: b41524b4b3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時:2019年11月6日 17時