collaborateur2

気付いてしまった ページ20

side Ren

強くてカッコよくて、危うい人だとは思ってた。
康二くんはいつか自分を犠牲にして取り返しのつかないことになるんじゃないかって。

あーなんで当たっちゃうかな〜、、、
しかもこんな最悪な形で。


安「これで深澤さんと康二に関しては全てをお話ししました。これ以上はお話しできませんので。」

宮「…ありがとうございました。」

刑事さんたちや滝沢くんが手を引けと言ったのは
俺たちには扱えない内容だと知っていたから。


もうこれ以上はなにも聞かない。聞く勇気もない。
それでも一つだけ気になることがある。

目「あの、」


阿「目黒。ダメ。これ以上は本当にダメ。」

目「阿部くん、、、？」

阿部くんはなんで止めたんだろう、、、？


俺にはその理由が分からなかった。



安「…康二は現在もICUにいます。先日は会うことは出来ないとお伝えしましたが、全てお話したので、会っていただいて構いません。どうされますか？」

…会うことができる？そんなの会う以外の選択肢はない。

目「康二くんに会いたいです。」

安「…風見あとは頼んだ。」

風「わかりました。ご案内します。」

安「それでは僕はこれで。」

康二くんに会える。それだけでウキウキだった。

みんなさっきまでの暗い顔から一気に少し明るくなった。

ただ阿部くんだけは嬉しそうにしながらも時々困ったような顔をしていた。

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