collaborateur2

状況は ページ17

side Ryota

昨日なにが起こったのか、安室さんはときどき顔を歪ませながらも淡々と俺たちに話した。

渡「撃たれた、、、？」

安「…はい。心臓への1発は貫通していました。」

阿「心臓の音が聞こえないって、、、今康二は…？」

安「なんとか一命はとりとめましたが、意識不明の状態が続いています。…目を覚ますかどうかもわからないそうです。」

目を覚ますかわからない、、、？
…この人はなにを言ってる、、、？


目「…康二くんが目を覚ましたら活動再開出来ますか？」

いつも情に熱くカッとなりやすい目黒が今日はものすごく冷静だ。
目黒は康二が目を覚ますのを信じてる。
そうだ。俺たちが諦めちゃいけない。俺たちが今出来ることは信じることだけだ。

安「状況次第です。康二は相手の顔を見ています。…僕たちはこれ以上康二を危険に晒したくありませんので、簡単には許可できません。」

目「…そうですか。」

深「康二はその人たちが来るって予測してたから、だから俺に寝室から出るなって言ったんだ…」

安「康二がそんなこと言ったんですか？！」

深「え、はい。まだやることがあるから先に寝ててって言われてなんかあっても出てくるなって。」

安「だからあんなことを…クソｯ！！」

ふっかの話を聞いた瞬間安室さんは後悔の色を滲ませた。

宮「あんなことって、、、？」

そう聞いても顔を俯かせて話してくれなかった。



岩「…ふっかはその日一度も寝室を出てないんだよな？」

深「うん。ていうか風見さんが入ってくるまで寝てたから何も知らない。」

岩「じゃあふっかの活動休止の理由は…？康二が庇ってそのまま帰ったってことはその人たちの目的は達成したんだろ？」



安「…多分、今ごろ失敗したことに気付いてます。」

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