collaborateur

向井康二とは ページ2

Side Hiromitsu

康二に通天閣まで案内してもらいながら康二に康二自身のことや大阪のことを色々教えてもらった。

驚いたのは康二がタイと日本のハーフだということ。
少しだけだがタイ語も喋れると聞いたときはもはや驚きすぎて顎が外れるレベルだった。

康二は人の懐に入るのがうまい。
歳下だからというのもあるが甘やかしたくなるような雰囲気がある。
クラスメートも康二のことをかなり気に入っているのがわかる。
俺もそうだ。
クラスにいたら周りに人が集まるタイプの人間だなと思う。

康「あ、明日仕事や。」

康二がポツリとこぼしたその言葉に俺は違和感を覚えた。
その年齢で仕事、、、？両親に強制されてるんじゃないだろうか？

諸「康二、仕事ってなに？」

自分でもビックリするほど低い声が出た。

康「え、聞こえてたん？！内緒やで笑自分で答え探してみて！」

あんなに騒がしくて可愛らしい雰囲気のある康二なのに内緒って言った時の康二はかなり大人っぽくてそんな表情も出来るんだな〜とのんきに思った。
康二の明るい雰囲気に呑まれて自分の抱いた疑問は忘れていた。

諸「わかった。探してみるよ。」

気づけばそう返していた。

しばらくして

康「通天閣はここやで！じゃあ俺明日早いから帰るな！会えて良かった！ありがとう！」

そう明るい声で言う康二。
このままだとせっかく仲良くなれたのにもう会えなさそうな気がした俺は

諸「康二ありがとう。せっかくだから連絡先交換しよう！」

康「え、ええの？！交換したい！しよ！」

連絡先を交換してから俺らは康二と別れた。


そのあとも大阪を満喫した俺たちはホテルに戻った。


康二の仕事が気になった俺は

“向井康二”

と検索した。


「え？！関西ジャニーズJr.？！」

ゼロと康二→←出会い

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す