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出会い ページ1

12年前–––


Side Hiromitsu

ク「なぁ諸伏、そろそろ通天閣行こうぜ」
諸「そうだな！行こうか。」

俺たちは修学旅行で大阪に来ていた。初めての大阪に俺たちはみんなテンションが上がりまくり。ゼロとは今日は別行動だけど、クラスのやつらと回る大阪もかなり楽しい。
けど大阪は未知の土地。俺たちは道に迷ってしまった。


？「あの、お兄さんたち？だ、大丈夫ですか、、、？」

俺たちが道に迷っていると、特徴的な声をした、目鼻立ちのはっきりしている男の子が声をかけてきた。

ク「実は俺たち道に迷っちゃって、通天閣に行きたいんだけどどう行ったらいい？」

クラスメートがそう聞くと、その男の子は笑って、

？「通天閣はこっちです。難しいから着いていきましょうか？俺このあと予定ないですし。」

少し緊張気味にそう言う男の子。俺たちはありがたくその申し出に乗らせてもらうことにした。

諸「じゃあお願いしたい！名前は？」

康「向井康二です。お兄さんたちは？」

諸「俺は諸伏景光！康二くんって呼んでいい？」

康「康二で大丈夫です。多分俺の方が歳下やし、、、」

諸「じゃあ康二って呼ぶよ。俺のこともヒロでいいからな？あと敬語もいいよ。」

康「うーん、、、じゃあヒロくんで！ヒロくんよろしくな！」

少しの間喋っていると康二の緊張も溶けたみたいでさっきまでは見れなかった明るい笑顔が見れた。


これが康二と俺の出会い。
この出会いがこのあととてつもなくかけがえのないものとなるなんて俺は思いもよらなかった。

向井康二とは→

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