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9 見つめて隠さず ページ10

「お前が居ればいいし」


『、、え、いや、!なにそれ笑』




五 (あー、へえ)

…………………

「さて、食事も一段落したとこで、A!」

『なんですか?』

「行ってきたよ☆ 総監部!」

『!』

「、、呪術師を辞める件ですか」

「うん、恵も聞いてるね。ここからは少し真面目に話そうか」

「まず結論から言って」


「Aの呪術界引退は認められなかった」

『、、、』

「理由はざっと2つかな」

「1.人手不足の深刻化」

「2.御厨家の当主問題」

「1は分かるよね」

『、、はい』

「恵、学生証見せてみて」


『、、二級、恵二級なんだ』

「、、Aみたいにはいかなかった」

「二級で入学ってのも十分凄い。けどそれを踏まえた上で」

「君は何級かな?」

『、、一級、、です』

「一級ってのは誰でもなれるわけじゃない、」

「任務の危険、機密、俸給、準一級以下とは比べ物にならないよね」

「つまりA、君の存在は呪術界においてひどく重要で貴重なんだ」

『、、五条さん』


『私が呪術師を辞めるのは、、ダメなことですか』

「、、、んー、"ダメ"ではない。続けるという選択肢を僕達が君に強制することは出来ないし、君自身が考えを変える必要もない。」



「ただ、Aが居なくなることで救える命も救えなくなるかもね、って話」





『、、え、、?』



「だってそうじゃない?」



「実際一級術師が1人抜けるってだけでどれだけ術師側のパワーバランスが崩れると思う?」


『、、、それは』


「特にAは周りより頭一つ抜けてる。僕にも並ぶ術師になるよ。それを辞めたいなんて、」



「A、これはね、」




「もう君だけの問題じゃないんだよ」






「、、ちょっと五条先生、アンタさっきから何言って」

「恵、少し黙って。いつかの自分の未来だと思って見てなよ」





「どうA、術師続けられる?」






五条さんは目の前に居るはずなのに

その瞳はまるで遠い記憶を眺めるようだった。

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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 伏黒恵   
作品ジャンル:恋愛
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ニックネーム(プロフ) - ゆささん» コメントありがとうございます🙇品行方正でした、、御指摘本当に助かります😭品性方向、、変な言葉作っちゃいました、、。恥ずかしすぎるので今すぐ修正してきます!!本当に助かりました!ありがとうございます! (1月14日 22時) (レス) id: 60c8ba75e9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆさ(プロフ) - コメント失礼します。6話の「品性方向」なのですが、「品行方正」ではないでしょうか??気になってしまっただけなので気分を害されてしまったらすみません!お話楽しく読まさせていただいてます!これからも頑張ってください! (1月14日 20時) (レス) @page7 id: 0969a38c73 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ニックネーム | 作成日時:2023年8月26日 17時

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