14 朝食 ページ15
東京から仙台までは新幹線で1時間半くらい。
交通費は支給された。ラッキ〜。
―――
今回の任務は市内の中学校で起きた不審死についてだ。既に3人の犠牲者が出ているらしく、死体の様子からして明らかに人間の範疇を超えていることから呪霊による事件として私達にお鉢が回ってきたらしい。
ここまでならよくある話だ。学校という場所なのも大きい。
気になるのはそのよくある話が1級術師である私に回ってきたこと。人手不足だからだろうか。
それよりなぜ貴重な休日に任務が、、と思いたいが場所が学校なら仕方ない。
入学式直後というタイミング的にも恐らく部活などがない今日が最適だったのだろう。
、、頑張ろ。
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仙台 到着
おー!杜の都!、、杜の都、、、、杜の都か?
そういえばゆーて都会だったなと、以前五条と仙台を訪れた時のことを思い出しながら現時刻を確認する。
8時か、補助監督さんとは11時に現地集合となっている。
、、お腹すいたな
実は若干の寝坊をしてしまっていた私は朝ご飯がまだなのだ。昨晩恵が用もなしに電話をしてきたからである。ウニ頭め。
適当に検索をかけてみたところ、美味しそうな中華屋を発見。
朝から中華ってキツいか?まーいっか!
―――
店内に入り私は席を探す。
カウンターは先客により1席間隔で空いていた。そこに座るのは少し気まずい。
でもテーブル席に1人、、はよくないよね〜
とりあえずお腹が空いてるので私は恐らく同い年の男の子の左横に座った。
、、この人髪の毛がピンクだ。ヤンキーだろうか。
そしてこの人、めちゃくちゃ食べてる。
炒飯、唐揚げ、餃子。多分どれも大盛り。
「おじょーちゃん、なんにする?」
『あー、えっと、』
まずい、まだ何も決めてない。水を受け取りながら目に付いた料理名を挙げていく。
『そーだなじゃあ、海老あんかけ焼きそば、肉野菜炒め、回鍋肉、でお願いします』
「、、おぉ!見た目によらず食うねえ!」
『えぇーそうですかね、あ待ってくださいここオムライスあるんですか?』
「あるさ、うちは豚肉入りだよ」
『じゃーそれもお願いします!』
「あいよー!」
―――
「じゃ、海老あんかけ焼きそば、肉野菜炒め、回鍋肉、オムライスね」
『ありがとうございます!』
美味しそう、めっちゃ美味しそうだ。早く食べたい。
『いただきまー、、』
胡椒かけたい、、。
どこにあるんだ、、?
、、まじか。
ピンクヤンキーの手元じゃん、、。
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ニックネーム(プロフ) - ゆささん» コメントありがとうございます🙇品行方正でした、、御指摘本当に助かります😭品性方向、、変な言葉作っちゃいました、、。恥ずかしすぎるので今すぐ修正してきます!!本当に助かりました!ありがとうございます! (1月14日 22時) (レス) id: 60c8ba75e9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆさ(プロフ) - コメント失礼します。6話の「品性方向」なのですが、「品行方正」ではないでしょうか??気になってしまっただけなので気分を害されてしまったらすみません!お話楽しく読まさせていただいてます!これからも頑張ってください! (1月14日 20時) (レス) @page7 id: 0969a38c73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ニックネーム | 作成日時:2023年8月26日 17時